インジケーターやテクニカル分析なしでトレードをすることは可能なのかを考え作ったFX手法です。
さらに他の時間足を見ずに、一つの時間足だけでトレードすることは可能なのかも同時に検証してみました。
ローソク足本数FX手法 概要
手法名 | 1時間足の本数を数えて指値注文! | ||
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開発者 | 風流韻事 さん | ||
勝てる? | 勝てない | ||
取引スタイル | デイトレード | ||
時間足 | 1時間足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円 | ||
分析手法 | ローソク足 | ||
その他選択項目 | 順張り | ||
取引市場 | 東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 12時間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 10回 | |
エントリー注文 | 指値 | 決済注文 | 指値、逆指値 |
勝率 | 40% | 損益レシオ | R-1.5 |
平均利益 | +30pips | 平均損失 | -20pips |
前日のローソク足の傾向を確認する
仕事の都合上、5分足や15分足では時間的余裕がなく検証出来なかったので、1時間足で実験しました。
通貨はメジャーな米ドル円とユーロ円の2通貨ペアで行いました。
エントリー手順は以下の通りです。
1.前日の1時間足(24本)を陽線と陰線に分けて数を数える。十字線は除く。
2.陽線が多ければ、買いポジションを持つ。陰線が多ければ売りポジションを持つ。
3.エントリーは指値注文を使う。買いポジションは7:00のレート-10pipsに指値。売りポジションは7:00のレート+10pipsに指値。
つまり、シンプルに前日の方向に乗るというFX手法です。
陰線と陽線の数に極端な差がなければ、その日のFX取引はしません。平均すると1か月に10回程度の取引チャンスがあります。
損切りも利益確定の設定値ですが、ある程度損小利大になるように、損切りが-20pips。利益確定を+30pipsにしていました。
※米ドル1時間足 取引イメージ
6か月間のFX検証期間で利益は残らず
結果は、残念ながらこのFX手法では利益は残りませんでした。激しく資金が減るということにはなりませんでしたが、半年間の検証期間のトータルはマイナスでした。
7:00の始値から10pips有利な位置でエントリーすることになりますが、米ドル円の場合は10pips下がる(上がる)とそのまま、更に20pips下がるケースが多く、損切りに掛かってしまう確率が高かったです。
また、20pips以上の含み益になっても、そこから10pipsの壁が意外と重くて、利益確定値に思ったよりも届かなかったのも想定外でした。
シンプルなFX手法に正解があるのかな?と思っていましたので、面白いアイデアだなと思っていましたが、優位性を示すことは出来ませんでした。通貨ペアや利益と損切りの設定値によっても、成績は変わってきますので、今後も引き続きFXの検証を続けて見たいと思います。