しかし、これから始めようとした段階では、まだどこのFX会社が良いのか分かりません。そういった場合は、デモトレードを行ってみると良いです。

デモトレードでは実際の取引の流れなどを仮想通貨により体験出来ます。しかし、仮想通貨とはいえ、いい加減な気持ちで取引するのではなく、真剣に行う事がとても重要です。

 

デモトレードのメリット

デモトレードを行うメリットは、自分が口座開設する予定のFX会社のシステムを使って、実際に取引の流れなどを確認できる事です。

チャートは見易いのか？注文方法は複数あるのか？などといった基本的な操作の確認を行う事が出来ます。操作のし易さやチャートの見やすさというのは、取引を行う上で重要なポイントなので、しっかりと確認したいところです。 

また、FX取引ではニュースや経済指標がとても重要となります。テロや紛争、また要人の発言などのニュースが簡単に手に入るかを確認する事も大切です。情報を早く手に入れるというのは、取引において重要なことですので、必ずチェックしておきたいポイントです。

デモトレードの最大のメリットは、負けたところで自分の懐が全く痛くないという事です。

100万円負けようが、1000万円負けようが、ゲームの世界と同じで、自分のお金が減る事はありません。ただし、いくら負けても、懐が痛くないからといって、適当に取引を行っていては意味がありません。デモトレードと言えど真剣に取り組む必要があります。それは事項でお話します。

 

「真剣に」やらないと意味がない

デモトレードだから負けても痛くも痒くもない、という考え方の人はリアルトレードに移行した時にかなり危険な状況であると言えます。 

デモトレードは言ってみれば航空機パイロットの航空シュミレーションのようなものです。

空を飛ぶのが仕事のパイロットは、航空シュミレーションマシンでトレーニングを行い、実際に空へ飛び立って行きます。この時に、適当にトレーニングしているパイロットはまずいません。

普段空を飛ぶ事が出来ないパイロットは、地上で機械によってシュミレーションするしかトレーニングの方法がないので、真剣に空中と同じような緊張感でトレーニングしているのです。

ここで真剣にトレーニングせずに空へ飛び立てば、そこに待っているのは死だけです。

デモトレードも、航空シュミレーションと同じで、重要な経験を掴む場。その折角の練習時間を無駄にするというのは非常に勿体無い事です。

デモ口座を使用できる期間は、FX会社によっては限られています。

その期間に色々と基本的な事を把握し、トレーニングのつもりで真剣に緊張感を持って行いましょう。

 

取引を記録（日記をつける）して自分の弱点を探る

「トレードの日記」を推奨している人が多くいますが、これは私も非常に良い事だと思います。FX取引だけでなく、全ての事に通じるのかもしれませんが、「検証」「反省」「対策」というのは成功への最も早いプロセスです。 

結局はこの繰り返しこそが成功する為のコツだと言えます。 

例えば、

• • ・どの通貨ペアでエントリーしたか？
  • ・何時何分にエントリーして、その根拠な何か？
  • ・何時何分に決済して、決済した根拠は何か？
  • ・今回のトレードにおいて問題点はなかったか？
  • ・同じようなチャートになった場合エントリーするか？

これらを、一つづつきちんと整理し、反省する事で自分の弱点が見え、そこから先の対策へと繋がります。この一連の検証が出来ないのでは、デモトレードを行う意味はありません。折角の貴重な時間なので、自分の弱点克服に利用すべきです。