ここのところ相場が動かないというお話を頻繁にさせていただいていますが、25日の東京タイムなどは5~10日の25日、通称ゴトキンなどとよばれてそれなりに仲値でも相場が動くわけです。
しかし、東京タイム仲値の動きは10銭程度でそれでもとりには行きますが、その後はほとんど取引妙味のない時間が続きロンドンタイムで売れば18銭程度、そこから切り返してNYタイムに買い向かっていれば最大26銭程度がとれただけというかなりしょぼい動きになってしまいました。
このたらればの話も後から相場を見直した最大の話ですからすべてが取れた人はいないはずで、1日中みていても25銭しか動かない相場はかなりつらい状況になってきているといえます。今回は一体この停滞状況をどうすればいいのか真剣に考えてみたいと思います。
動かないことを逆手にハイレバの海外口座で大量枚数勝負をしてみる
これは実際に私がやっていることのひとつですが、888倍とか1000倍といった非常にリスキーな海外FX口座のハイレバをこういうリスク限定の相場の時こそ使ってみるということです。
たとえば国内ではもっとも利用者が多いと言われるXMTradingの場合888倍のレバレッジを利用した場合ドル円の10万通貨は1ドル108.500円ならば1万2219円程度の証拠金で売買ができるのです。
したがって25日のケースでは東京タイム仲値に10銭とりに行くことを考え10万通貨で10銭とることができればそれだけで1万円の利益を確保することができるわけです。
これをさらに拡大して100万通貨取引しても証拠金は12万円強ですから10銭で10万円の利益を狙うというのはひとつのやり方になります。
もちろん100万通貨一発はリスキーですから10万通貨×10本で最初から覚悟のナンピンをすることでコストをできるだけ低くする努力をすることは必要になります。
この ハイレバ大量ポジ売買の場合仲値が終わってしまうと相場はなんだかよくわからなくなりますので、その後は一切取引をしないことがポイントです。
またロンドンタイムで一旦上を試したときに逆張りで売りを入れてまた10銭とりにいくことを試してみるのも25日の取引では有効に機能しました。
ここのところロンドンタイムとNYタイムはだいたい逆さまの動きをしますのでNYタイムに向けて下を試したときも買うかどうかを判断するのは重要です。
もちろん間違ったと思ったらすぐに損切りして出なおすとい潔いトレードは必須になります。生保などの機関投資家が108円台前半でドル円を買っては109円に近いところで売っているという話もよく聞くようになっていますので、とにかく狭いレンジの取引でも徹底して逆張りで109円に近付いたら売り、下落したら買いを入れて売買してみるというのも大きな金額こそとれませんが10万通貨で10銭1万円ゲットコースのひとつとしてワークしそうです。
どちらにしてもドル円では大きな利益を稼げませんから最初から一回10銭とるだけ、それをどれだけのボリュームの通貨数で獲得するかで1日に稼げる金額が見えてくることになるというわけです。
国内の25倍のレバレッジでは一回に100万通貨を取引するためにはドル円なら500万以上の証拠金を投入しなければ実現しませんから通常の個人投資家にとっては国内業者でこうしたトレードをして動かない相場を克服するという話はかなり非現実的ですが、ハイレバの海外業者をつかえばはるかに少ない証拠金でこうしたことを実現することができるというわけです。
ドル円よりも動きが増幅するユーロ円で取引してみる
ユーロ円 15分足ドル円はとにかく動きがほとんどないわけですから取引ができる時間帯は決まってしまいますが、逆にユーロ円を利用してドル円よりも大きく相場が増幅する時間帯を狙って取引を行うというのもひとつのねらい目になります。
25日の動きで上のドル円の15分足と比較してみますと欧州時間のユーロ円は確実にドル円よりも大きく円高になっており50銭程度の円高が確保できています。
もちろんユーロ円ですからユーロドルが下落してドル円が上昇した場合にはドル円とは異なる動きをしますので注意が必要ですが、それでも動きがあるということは利益確保の機会があるということで、かなりレベルは低い話ですがドル円の2倍の値幅があるという点ではこちらのほうが利益は出しやすいということになります。
こうしてみますと動かない相場の中で利益を確保しようとするのは相当至難の業ではありますが、逆に動かないからこそリスクが少ないという点に注目することが重要になりそうです。
大きな利益を出すのはやはり難しいわけですが、1日5万から10万ぐらい稼げれば十分と考える個人投資家の方ならこの厳しい状況下でもやりようはあるということだけは覚えておいていただきたいと思います。
(この記事を書いた人:今市太郎)