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実効為替レートから現在の為替相場を検証

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おはようございます。世間は連休に向けて一直線のような感じです。ちなみに私は新年と同様、時代が平成から令和に変わっても何も変わらないと思っていますので、地道に努力を続けていくのみです。

本日は、実行為替レートを定点観測して現在の為替レートを考えていきたいと思います。

ドル円について

いつものように去年の9月から4/15までの実行為替レートになります。1月の下旬から下値を切り上げてきていますが、去年の11月の水準からみると、ドル安というような水準にあります。参考までに4/15以降のドルインデックスをみてみましょう。 

上記は4/1以降のドルインデックスになります。4/17に大きくドルインデックスが上昇をしていますが、これはアメリカの小売売上が予想以上に良かったということを示しています。ただ、ドル実効レートは4月から急落をしていますが、ドルインデックスはそれほど下がっていません。
これはドルインデックスが相対値をさらに相対化していること、そして実行為替レートは純然たる絶対値であるのですから数値が違って当然のことになります。 
円の実効為替レートは、年初から右肩下がりになっており、3月から底練りが始まっています。これが、4/18のマークイット製造業PMIが上昇することによって円の絶対値(実行為替レート)は、底打ちすると予想をしていましたが、思いのほか、伸びなかったという結果になっています。
ドル円はドル÷円によって決定されますので、円の分母が大きく上昇しなければ、円高にはなりません。ここでよく観察しておきたいのは、ドルと円の実効為替レートの変動率です。
単純に上値と下値の差は年初を除くと3パーセントの変動率に収まります。そして、その上、ドルも円も、下落をしているのですからドル円は動かないということになるのです。日々の動きでは、その3パーセントの範囲には収まらないので、この動きがたとえば、ドルが上昇、円が下落になれば円安が進行し、そして、逆の場合は円高になるということです。
今のドル円相場が動かないのは世界景気に合わせて、ドルも円も同じ方向に高くなっているので、ドル円は動くはずもない、ということになります。
今後の予定で重要なものは、月末のアメリカGDPが下落すること、アメリカの1-3月の実行為替レートをみれば、こんどのGDPは小売売上がよくても悪くなるのは自明です。
ですからドルの絶対値は下がるとは思います。そのほか5月月初のISMや雇用統計がありますが、ISMは悪化、雇用統計は良い数字になると思いますのでスクエアになるな、と思います。
ただし、住宅販売が季節的に好調になり、自動車販売も先週の数字から好調と予測されます。となると、ドル安の中からでも、若干、上昇気味になるであろうと思います。
対する日本経済は、去年の7-9月に自然災害によって経済の落ち込み、そして10-12月は中国経済の落ち込みによって悪かったのです。その中国は回復をしています。 
中国は年初を底に、大きく上昇をしています。つまり日本の最大の貿易相手は中国になるのですから、この1-3月期のGDPは大きく上昇する可能性が高いと思うのです。しかし、4月の製造業PMIが大きく上伸しなかったことに疑念があります。
でも、5/15前後に発表されるGDPは前期よりは回復するでしょう。10-12月の円実効為替レートと1-3月の円実効為替レートを較べても自明でしょう。
という訳でドル円は、大きな方向性としてはドルが下がり気味、円は上昇気味になりますので基本的には円高路線でしょう、ということができると思います。

最悪と言われるユーロ

先日のユーロ製造業PMIが悪かったユーロ経済になりますが、4月に入って、なんか、底を打ったかもしれないというような動きです。反対に今週、ドルは上昇していますので、ドルの上昇にユーロが追い付かないのでユーロドルは反落をしているのです。

じゃ、ユーロ円も上記のグラフを想像すればなんでこのような値動きになったのかおわかりになりますよね?私は一切、ユーロ円をみていませんが、この実行為替レートをみていればわかると思います。
みるまでもなくボラタリティーがないと判断できますのでやる気も起きないということです。

トルコについて

当分の間、下がるよ、と言っていましたが、底打ちの気配は一切たっていません。その上、日本の実行為替レートが上昇傾向になると予測するのであれば、トルコ円の底打ちなんて言うことができません。

なによりも今後、5月以降、去年のトルコ経済指標は最悪だったのですから、去年よりは良くなるはずなのですがよくなる兆候がない、という状態です。
また、何か問題が起こったようですが、良く知りません。ただし、先週の下落は、ダメ出しの下げのように上記のチャートをみると思います。最後の激烈な下げかもしれない、ということを記しておきます。
この場合、経済指標やエルドアンがまた激しいことをやれば反転上昇する可能性がある、ということです。ともかく、4か国程度の実行為替レートを紹介しましたが、これで、ユーロや日本の実行為替レートが上昇すれば、世界の景気が回復してくることになるでしょう。
景気が今後、悪くなって消費税凍結なんて、現時点では言えませんが、仮にノートルダムのような事件が起これば、テロなどですね、再び、大きく経済は落ち込むことになるでしょう。
でも、その可能性は低いでしょう。しかし、ユーロ圏でのデモやテロは秋以降に注意しなければいけません。なぜなら、物価が上昇して賃金が追い付かない可能性は現時点で非常に高いからです。
ヨーロッパはいったん、底をつくでしょうが、前途は厳しいとだけ言っておきます。
(この記事を書いた人:角野 實
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