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トルコ経済を再検証してみました

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おはようございます。再び、新興国危機が叫ばれるようになっています。おそらく、トルコがヤバいという認識が識者の間で広まっている影響でしょう。今回は、トルコ経済の分析をみなさんご覧になってみて自身の投資する通貨の参考にしてみてください。

トルコGDP推移

ジェトロより
一番、下の段が2018年のGDP推移になります。夏場(7-9月)の成長は1.8パーセントになります。つまりトルコリラが一番売られたときの成長が前年よりも成長していたのですが、やはり冬(10-12月4Q)になるとマイナス3パーセント成長になるのは当然のことです。
なぜなら、為替相場の影響はいつもお話しをしているように6か月後に示現をするのですから、2018/8-9月にトルコリラが最安値を示現したとすれば、その影響は2019/2-3月に出る訳です。
この場合、トルコリラが安くなるので、輸出は激増し、輸出は物価が上昇することから減少するのです。日本が円安になれば輸出が伸び、輸入物価が上昇するのと同じことだと思えばいいと思います。
この上記のグラフで示したのは、2018年の数字であり、2019年1-3月期の数字は5月に発表されます。物価の上昇、下落が半年後になるとすれば、この2-3月が一番悪い数字になる訳です。
これを一番、如実に示すのが金利になる訳です。
■トルコ10年物金利
これをみると年初から下落傾向にありましたが、2月くらいから金利が上昇しています。つまり、去年の8-9月に為替相場が急落したことによって、物価が上昇したことから金利が急騰をしたのです。
この金利の急騰は、去年の夏場に20パーセント超えになりましたが、今回の急騰と全く種類が違う金利の急騰になる訳です。去年の夏の金利の急騰はソブリンリスクが主な原因ですが、今回は、物価の上昇が金利の原因になります。
ソブリンリスクというのは国家存亡の危機での金利の上昇であり、トルコという国がつぶれるかもしれないリスクが存在するときに、金利が上昇しない訳がありません。
貸し倒れになる可能性のある国に2パーセントとか3パーセントという、ふざけた金利では貸すわけがないのです。20パーセントというサラ金もびっくりの金利でみなさん貸すわけです。
これが去年の夏の金利急騰の背景です。今回の金利の急騰は、物価が年間で16パーセント上昇をしているのですから、それに呼応をして金利が上がっているのですから、去年の夏と現在の金利の急騰は意味が全く違うのです。
それを一緒にするのがわかったつもりの金融専門家が異常に多いのでみなさんは対処に困るだろうね、と思う訳です。言いたいことは、今回の金利上昇は経済の原理原則では当然のことで、夏の金利上昇は危機的なものでしたが、今回はリスクの度合いが全く違うということです。
今回の金利上昇は、リスクが低い、ということを覚えておいてください。おそらく知ったかぶりな連中が、金利が高いからヤバい、と騒ぐことでしょう。 
上記はトルコのGDP成長年率、年率になります。冒頭に出した、表は前期比になりますので注意です。このグラフをみるとトルコ経済が二期連続でマイナス成長になったのは近年では初めてのことであるのが、よくわかります。一期マイナスになったとしても翌期にはすぐにプラスに戻っています。
上記は年率でのGDPになります。ファンダメンタルズを解説していて思うことは、みなさん、前年比と前期比(前月比)の違いを認識しているのかな、といつも思います。
たとえば、上記のトルコの年率成長はマイナスになっていますが、では2019年10-12月の基礎的な数字はマイナス2.6が基盤となって成長をするのです。もっとわかりやすくいえば、スタート発射台が非常に低い数字になりますので、普通にやっていれば、ものすごい成長率になる訳です。
上記のグラフでみれば経済が正常状態になれば、5パーセントの成長を平気でやっているのですから、いつものようにやっていれば2019/10-12月期はいつもの5パーセント成長をやり、スタート台がマイナス2.6なのですから単純計算で7.6も成長することになります。
そうなると一斉に買いが集中することになるでしょうね、とだれでも思うことでしょう。 
再びのトルコの前期比です前期がマイナスなのであれば、前期のスタート台が低いのですから、翌期はプラスになる可能性が高い訳です。2016年のクーデターの影響で大きなマイナスになっていますが翌期は5パーセント越えの数字になっていることをみれば意味がわかると思います。
ただ、現状は物価が上昇し、庶民の生活が苦しくなっているので、それほど大きな数字は期待できません。でも、これ以上、悪くなる要因って、何があるの? と私は思っています。
ただし、現状の経済指標をみるとまだ爆発的にはよくならないだろうね、と思うだけです。もう一度、確認しますが、去年の夏に大きく為替相場が売られて経済指標が低迷をしているのです。
この意味はスタート台が低いという意味になります。今年の。ということは夏に大きな成長をするという可能性を秘めているのです。ただし、現在のような悪い指標のオンパレードの状態では夏の爆発的な成長は見込めないでしょう。これから数字がよくなっているかに注目をするのです。

ほかの通貨

たとえば、日本は自然災害によって去年7-9月の成長が鈍化をしている訳です。すなわち、スタート台が低いのです。じゃ、今年の夏はどうなるの? ということだけです。

アメリカが悪くなったのはおととし、トランプが減税を検討していると表明をして、景気が一気に過熱したのでしょ。年初に実際に減税法案が通り、株価が爆発的な上昇をして2月に株価が崩落したのです。
そう、アメリカの去年のこの時期の発射台が異常に高かったから今年は景気が去年と比べれば悪い訳です。だから、ドル安になってあたり前の話です。
ユーロも去年が良かったから今年が悪くなっただけの話です。こうやって考えると、来年の相場なんてわかっちゃうものなんです。
(この記事を書いた人:角野 實
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