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景気低迷なのに株価はなぜ下がらないのか?

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おはようございます。フィラデルフィア連銀指数は予想以上の悪化でした。しかし、株価は思ったよりも下落することなく平穏というような形です。本日はこのことを解説していきたいと思います。

フィラデルフィア連銀指数

下記はフィラデルフィア連銀指数になりますが、先日の小売売上のような衝撃的な数字であることは、一瞥しただけでお分かりになると思います。 

10年間のフィラデルフィアに株価を添付してみると、見事に株価とフィラデルフィアは連動していることがおわかりになると思います。
つまりフィラデルフィア連銀指数やPMIなどの先行指標が下がれば、株価は下がるのが通常になります。しかし、今回は、前回の小売売上のように下がらなかったというのが真相でしょう。
実は、よくよく考えてみると去年も小売売上が振るわなく、株価が上昇をしていったのです。その結果、2月の急落になった訳です。
あの急落は結局、長期金利が急騰をしたことが原因ですので、現在、長期金利は低利安定をしていますので、金利からの株価の崩落は考えられない、ということができます。では、なぜ、株価は急落しなかったのでしょうか?

マークイット総合PMI

きのうフィラデルフィアも発表されましたが、マークイット社による総合PMIも発表されています。これは、先月に比べ、2.5パーセントも上昇をしてしまったことが下がらなかった原因とも考えられます。しかし、本当のところは、考えてみれば違うということになります。
なぜなら、アメリカの経済指標というのはアメリカの公的機関や民間企業が発表されたものには反応をしますが、マークイット社はヨーロッパの企業になります。
私もアメリカ経済をマークイットで何度も分析をしましたが、結果は良くないのです。つまり、マークイットは世界的には注目をされていますが、アメリカ経済分析には向かない、と個人的には結論づけています。
ですからフィラデルフィアが悪くても、マークイットが良いから株価がそれほど下がらなかったということではないと思います。

では、何が原因なのか?

さきほど、去年の2月に株価が急落した原因は長期金利の高騰だと書きました。そして記憶に新しい10月から年末にかけての株価の急落も、長期金利の急騰によって株価が急落しています。

■株価と金利の関係
青い線がアメリカ国債10年物金利、黒い線がNYダウ(右軸)になります。2018年、年初に青い線が急騰をすると、2月に株価が急落をしているのがわかると思います。
10月も同様に10年物アメリカ国債金利が3.2を超えてくると、株価が急落したのがおわかりになると思います。そして、アメリカの10年物金利が2.8を下回った状態で安定すると、現在のように株価は急騰してくるというのがよくおわかりになると思います。
つまり、今の株価上昇というのは低金利を背景に上昇をしているのです。FRBは去年、3.6.9.12月と政策金利を引き上げましたが、そのときに株価がどうなっているかをよくみてください。
わずかに9月だけが株価が上昇していますが、そのほかは全部、株価が下がっているのです。つまり、金利の上昇というのは、完全にアメリカ経済を冷やしているというのがよくお分かりになると思います。
そして、この金利が上昇する原因という、政策金利の上昇は、物価はこれからドル高のために上昇はしません、その上、いつも言うように、政策金利引き上げによってFRBは保有資産の国債を利上げに合わせて、売却をしています。
この利上げに合わせて、保有資産の売却を年内に終了させるというのが大半の委員の意見ということはこの資産の縮小は年内に終わる公算が高い、と言っているのです。
現在、3月に利上げの可能性が少ない訳ですから、金利は上がる見込みはない、と言えますし、また物価も上昇する見込みがない、ということは、株価も上がりやすいということです。
しかし、一方でアメリカは債務上限の引き上げを繰り返し行っており、アメリカの財政状況は悪化の一途です。つまり、アメリカの財政赤字や貿易赤字が増えれば、金利は上昇する見込みがあります。
しかし、その一方でアメリカの景気回復が続くのであれば、自動的に税収は増えますので、その心配はない、ということです。
結論から書けば、現在の株価の上昇というのは、低金利によるものであり、その低金利の継続性は先日のFOMCの議事録公開によって年末まで続く可能性が高くなっているということです。
でも、これはアメリカの景気がよい、ということを前提に株価が上昇しているのです。フィラデルフィアや小売売上のように景気の悪化が明確になった場合、株価はすぐに急落する危機をはらんでいるということです。
言えることは、現在のアメリカ経済はアメリカの10年物金利をみておけばよい、金利が3パーセントを超えてくるようであれば要注意です。2.8パーセントを安定的に下回っている場合は楽観が湧くということです。
(この記事を書いた人:角野 實
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