読み込み中...おはようございます。今朝は、金利と物価の関係を考えていきたいと思います。いろいろ書かなければいけないことがありますが、イギリス、メキシコなど。本日は、金利と物価の関係からトルコの話をしていきたいと思います。
トルコの金利は下がらない可能性あり
今朝、モーサテに円安ババァの弟子が出てきて、また、わかったようなフリをしてデタラメなことばかり言っている。なぜ、これほどまでに無知なのに偉そうに語れるのか本当に不思議に思う。女性ということで人気があるのだろうが、しょせん、ド素人である。
会社の方針もあるのだろうが、少し、話を聞けば、ド素人とわかる人をなぜ、推奨するのか意味がわからない。
※トルコ10年物金利
※トルコ物価上昇率
上記のグラフは長期金利16パーセントに対して、物価上昇は21パーセントの訳です。
要するに、銀行にお金を預けておけば、16パーセントの金利が付くけど、物価が21パーセント上昇すれば、トルコ国内に預金をしておけば、目減りするのです。この状態で国内に預金を置いておく意味がありますか？
上記は政策金利になります。物価上昇が21パーセントに対して、政策金利(預金金利)が22パーセントですから国内に預金を置いていく意味がありますが、市場金利の10年で16パーセントと比較をすると、大口の預金者は現金を海外に送金をするようになるのが自然です。
きのうあたりから、トルコが下がっている理由というのはここにあります。
今後の展開
通常では、次回の金融政策決定会合で利下げを行うのが自然な話になります。しかし、またしったかぶりの連中が利下げをおこなえば、さらにトルコが下がると訳の分からないことを言いだすのは今までの経験で自明です。
何もわかっていない奴がメディアで偉そうに語るな、と思う。つまり、次回の金融政策決定会合まで、いままで好調であった、トルコリラは調整局面、つまり、ヨコヨコになるか下に向かうと言っているのです。
この際にまた、エルドアンが間違いの政策を行ったからだ、中銀総裁のクビを挿げ替えるとか言い出すアホな連中がいっぱい出てくるのが大いに予想されるのです。
みなさんは、トルコリラの値段を見るのではなく金利をよくみて、金利が上下したときに、上記の説明をみてどうなるかを考えればいいだけの話です。参考までにドルリラ相場のテクニカルは下げトレンドの終了を明確に暗示しています。
そしてもっと言うのであれば、今迄は金利が下がれば、トルコは上昇したのですが、今後は、金利が下がれば、さらにトルコリラは下がるようになったのです。
私がきょう、ほかに書かなければいけないことがあるのに、わざわざこのテーマを選んだ意味はおわかりになりますよね。リラの値段なんかみないで、トルコは金利をみて取引すべき銘柄なのです。
ほかの銘柄について
いろいろ書かなければいけませんが、今週のアメリカの予定をみると、今後、消費者関連の数字が出てきます。注目のISMは雇用、賃金の良好な数字です。
この製造業PMIと雇用統計よりも、非製造業PMIと雇用統計のほうが相関性は高いので、非製造業PMIが出てから、雇用統計は予想したいと思います。
本日のドル円の動向に関しては、きのうお話しした通りだと思います。きのうの文章など非常にわかりづらかったし、本日もそうだと思います。しかし、意味がわかれば、マーケットは何をみておけば、直近の動向がわかるのか、という解説をしたつもりです。
テクニカルをみていても、その動向には確信を私はもてません。あくまでも、テクニカルはファンダメンタルズを分析してその方向性であっているのかの確認です。
つまり補助的な意味合いにテクニカルはすぎません。もちろんテクニカルには形、パターンなどがあり、特に今回のドルリラのパターンなど典型的な形です。
この的中率など私独自の見方で、みなさんにご紹介できませんが、90パーセント以上の形です。この形から、ずれた記憶はありませんが、ま、外れたら申し訳ないので90パーセントとしか書きません。
ただ、この帰結は、ファンダメンタルズを分析した結果にテクニカルで確認しただけで、テクニカルを中心に私は見ていません。テクニカル分析など時代遅れだと私は思っています。
（この記事を書いた人：角野 實）
