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金価格(ゴールド)はなぜ為替相場にとって重要なのか?

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おはようございます。昨日はアメリカ株が高騰をして入電してまいりました。先日も触れたように、このまま株価が続伸してくれるようであれば、2月に急落してくれた条件と揃います。
2月は3日間で確か、5-10パーセント急騰した後に急落しました。このまま急騰していくようであれば「最高警戒レベル」を敷かないといけません。
世界経済も中国の経済指標の悪化によって「銅価格が急落」をしています。銅は中国の需要が最大なので、銅価格の下落はイコールの関係として世界経済の失速といっても過言ではありません。
「銅は産業のコメ」と言われ、この価格の下落は世界経済停滞を意味します。ついでに金価格も急落をしていますが、個人的にはこの金価格はトルコの外貨準備売却と思っています。
つまり需要を上回る金売却があるので価格が下がったことになります。トルコの売却はリラ防衛が由来であることに反対する方はいないと思います。
トルコは数日、堅調ですが、単なる仕手戦だと推測しています。上値が重いので仕手本尊が買いを落としてくる可能性もありますので要注意です。少し、マーケットに急変が起きそうですので現状を解説しました。本日は「金の価格がなぜ、重要なのか」をお話しをしてまいります。

変動相場制度と固定相場制度の違い

よくFXに金の価格なんて関係がない、と思う方はいらっしゃると思います。しかし、それは間違いで、あって、非常に密接な関係があります。ここで、通貨の歴史をおさらいしていきましょう。

通貨の歴史というのは言い換えれば、FXは通貨取引の金融派生商品、デリバティブなので大いに関係があるのです。先ず、この現在のように、時間によって為替レートが変わる制度のことを「変動為替相場制度」といいます。
変動相場制の前は、みなさんも小学校や中学校の義務教育で学習をしたと思いますが、1ドル360円の固定レートになり、これを「固定為替相場制度」といいます。この固定為替相場レートは時間の経過とともにそのレートが固定されており、その価格は変更されません。
現在の変動為替相場レートは、1秒後にレートが変わりますが、これとは大きな違いになります。ただ、この固定為替レートの場合、国の経済力、国力というのは日々変化をしており、固定為替レートが各国の実情の為替レートと一致していないことになるのは、みなさんもおわかりになると思います。
たとえば、リーマンショック直後の日本経済と、いまの日本経済の経済力や国力が同じと思っている人がいないように、為替レートは日々変わります。
それなのに固定為替レートはレートを変更できません。この場合は、何で、変化をもたせるのかといえば、「金の保有量によってその国の力の差をつける」のです。

金の保有量によって国の強さが決まっていた

つまり景気の良い国であればその国の為替レートは現在では上昇をしますが、固定レートの場合、レートは変化をしません。でも、景気が良い国には投資をしたいと思うのが古今東西、いつの時代も変わりなく、投資家はその国のものを買う行動をします。
輸出の場合は、その国に輸出すれば、売れ行きが良いのは誰でもわかる話なのでその国に輸出をします。そして、その結果、国力があがるので、余剰のお金を持つことになります。
その余剰のお金で国は金をもっと大量に買うのです。この固定為替相場レートの環境においては、各国は自国が発行したお金を、銀行にもっていけば、定めたレートで金に交換することを保証しますので、その国が万が一に破綻した場合でも通貨発行に見合う量の金を保有していた場合、紙切れのお金をもっていても安心です。
国としては、国家の信用をあげたいので金を買うのは普通の行動になりますが、貧乏な国は、むしろ国家の倒産が近くなりますので、その国の通貨をもっている人は国に自分のもっている紙幣と金の交換を迫ります。
その結果、金の保有は少なくなりますので、その国の信用は減ります。つまり、現在は、為替レートの強弱によって、国の強弱を判断していますが、変動為替相場制度以前は金の保有によって国の強弱が決定をしたのです。
たとえば、アメリカは1972年に変動為替制度に移行をしたのですが、それ以来金の保有量は変わっていません。この意味は一定の金を保有していない場合、通貨不安の際に価値を保証するものがなくなるので保有をしているのです。

金の価値の意味

よくみなさんは、いま、持っている「お金が紙切れになった可能性」を考えることを投資家であればだれでも考えると思います。

つまり、今の日本円が紙切れになる可能性というのは、日本政府が倒産した場合や倒産する可能性が出てきた場合にはその可能性も否定できない、ということもできるでしょう。
つまり今、あなたがもっている大事な1万円札というのは、いつ、紙切れになる可能性があるか、わからないということになります。なぜなら、会社の倒産というのは、従業員も知らないうちに明日、倒産と言われるのですから、経営陣が倒産しましたなんて発表するのは極秘な訳です。
その日本政府は倒産するということは極秘裏のうちに行われるのであって、その発表がされた瞬間に今、あなたが持っているお金の価値はゼロになります。
なぜなら、あなたの持っているお金を発行しているのは、日本銀行券と書かれているように政府が発行したものだからです。その発行主体があるものが倒産したのに、あなたのお金だけには価値が残存しているということはあり得ないのです。
みんな等しくその可能性があるのです。だったら、倒産に備えて、いま持っているお金を何かほかのものに変えようという行動を起こすはずです。その代表例は金になるのです。

不動産は金のように海外に持っていくことができない

では、不動産はなぜ、みな持ちたがらないかといえば、土地というものは、国家があなたの所有を認めるから価値があるのです。その警備費として固定資産税などが徴収されるのです。
その国家が倒産したら、その土地はあなたのものだという政府機関がなくなることを意味しますので、不動産は国家が破産したときには役に立たないのです。
しかし、金の場合は、国境を越えて持ち運びすることもでき、日本人でなくても、それがたとえアメリカ人や中国人であろうともその金に価値があることを知っています。
ですから、日本という国家がなくなっても、金をもっていれば、あなたの財産はなくならないのです。これに最近、仮想通貨というものができましたが、あなた、本気で仮想通貨を信頼していますか?
これは財産防衛手段になるのにはできてからの歴史が浅すぎて、人々の信用を得られないと思います。ですから、確実に今のお金がなくなった場合、人々に信用をされるのは金だけになるのです。

基軸通貨ドルがなくなれば、世界はどうなる?

「通貨の王様」は、みなさんも義務教育で学習したように「米ドル」だと言われています。義務教育では「基軸通貨」と学習しますね。そもそもドルが通貨の中心であれば、ドルが破産する可能性をみなさんは考えると思います。

下記のグラフは「アメリカの借金の総額」になります。年々、増えているのはおわかりになると思いますが、この金額は今年に入って、さらに激増をしています。
いうまでもなく、赤字増加の原因はトランプさんによる「減税政策」のためです。そしてトランプさんは今年の中間選挙前に来年の減税についてまた議論をすると公言をしています。
これが本当に実現をするのであれば、もっと「アメリカの財政赤字は増加する」ことになるでしょう。つまり基軸通貨、通貨の王様であるドルはこの借金がコントロールできなくなった場合には、倒産する可能性を秘めているのです。
ですから、トランプさんは北朝鮮やイラン、トルコに喧嘩を吹っかけていますが、軍事行動になるかといえば、その答えは明らかに「NO」です。なぜなら、戦争はおそろしくお金がかかるからです。
でも、北朝鮮やイラン、トルコがアメリカを攻撃したら、攻撃せざるを得なくなります。その場合、アメリカの国家財政はどうなるのでしょうか?その可能性は否定できないのも明らかです。
そして通貨の王さまである、ドルが倒産であれば、臣下である円、ユーロ、ポンドや人民元もその価値をなくすのはおわかりですよね。
なぜなら、王さまという首領がいなくなれば、もはや円などは臣下ではなくなるのですから、お給料をもらえないのです。お給料をもらえなければ円は、その仕事としての機能を放棄することでしょう。
そうなると通貨制度が崩壊します。となると、みなさんが信奉しているお金は一瞬にして、紙切れになるのです。つまり、通貨制度の最終的な防波堤というのは「金になる」のです。
ですから通貨の最終的な価値というのは、その国の金の保有量になる、というのは固定相場制度や金本位制度が終了をした現在でも変わりがないのです。もっといえば、通貨がなくなっても、金の価値はなくならないから、FXをやるうえでは、金の価格動向というのは非常に意味があるのです。

金の価格動向

金の価格動向というのはドルに左右をされます。どういうことか、といえば、ドルの価値が上昇すれば、それはアメリカ政府への信認が高いということになります。

つまり金の需要は少なくなるということです。需要が少なくなるということは、金の価格が下がるということになるのです。
この辺の説明が理解できない人が多いのですが、この辺はあらゆる金融商品、これはFXを含めてのお話しになりますが、「ドルの動向に反作用」で動いています。
たとえば、ドル円などはドルが上昇すれば、円安になる、これを一般的には「ドル高円安」といいますね。ドルが上昇すれば、相対的にほかの金融商品の価値は下がるのが通常です。
この概念を理解しないと、どんなマーケットでも、おそらくあなたは投資の成功者と呼ばれることはないでしょう。つまりあなたが小学校、中学校でドルは通貨の基軸、ないしは王様であると学習することは、非常に金融の世界では大事なことだから、義務教育で教えるのです。
ただ、学校の先生がこの重要性を理解していませんので、中途半端にこの言葉だけを覚えているだけになります。逆も真なりで、ドルが上昇すれば、ほかの金融商品は上昇するのです。
「金」にもこの法則は当てはまり、ドルが売られるということはアメリカの政府に借金が多いか、アメリカ政府に信用がない、ということになります。借金が多い、信用がない、ということは、ドルの価値が下がるので、相対的に金の価値は上昇するのです。
この概念は、為替に関係ないと思っている方も多いと思いますが、非常に重要な考え方です。為替というのは相対的なものであって、ドル円であれば、ドルに対しての円の値段というように比べる対象があって初めてレートを表示できるのです。
考えてもみてください。円単体の値段などは存在しなく、ドル円やユーロ円、ポンド円のように円の価値を表す表記はさまざまあるのです。でも、円は単体でいくらするの?という表記はありませんよね。
つまりドル高であれば必ずユーロ安になるのが必然なのに、今後、ドル高、ユーロ高になるという評論家が星の数ほどいることに誰もそのことを指摘しないことが不思議に思います。
要するにFXの専門家の7割は素人同然なのであり、本当の専門家なんて本当に少ないものなのです。少なくてもドル高、ユーロ高が示現するなんて平気で言っている専門家の予測は100パーセントの確率で外れます。そもそも基本を理解していないのですから当たり前の話ですよね。

借金漬けの国々が倒産すると・・

金というのは、今あるドルやそのほかのお金が機能しなくなったら、私たちの財産を守る最終手段になってきます。

将来は仮想通貨なども最終的な資産防衛の手段になると思いますが、その価値に不安を持つ事件が多発をしていますので、現時点では「その信用性はない」という判断を個人的にはしています。
※楽天証券 NY金 43年チャート(クリックで拡大します)
つまり、金の価格が急上昇するということは、イコールの関係としてドルやそのほかのお金の価値が減っているということを意味します。
ですから、現在では「お金のほうが金(ゴールド)よりも価値がある、と思うのがみなさんの意識になると思いますが、実際の価値というのは、「金>通貨」となっているのです。
ただ、お金というのはクラウドなどにいれてスマホで持ち運べるけど、金は現物を持ち運びはできることはできますが邪魔くさいと思います。こういった利便性の影響で「通貨>金」という価値観につながっているのだと思います。
ただし、この「通貨>金」の関係というのは、ドルやそのほかのお金の価値の動向によってすぐに反転して「金>通貨」になることはみなさんもかんたんに想像することができると思います。
日本やアメリカを筆頭に、世界中の国家の財政は「借金漬け」といった状態になっていると言っても過言ではありません。
このような状態で世界的な自然災害や事件、戦争となれば、さらに借金が積み上がり、その結果、倒産する国家が出てきてもなんの不思議もありません。そうなったら、金が再び基軸となる時代が到来するかもしれません。
(この記事を書いた人:角野 實
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