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米国、中国の貿易戦争についての今後

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やるであろう、と言われていたことが、現実にトランプ大統領が発動をしました。それに対して中国が報復処置を取り、混沌とした状況になっています。
何度も言うようにトランプさんはレーガン大統領に憧憬をしており、1980年代の日米貿易摩擦を彷彿とさせます。では、何回かは触れていますがアメリカの貿易赤字がいけないのかの話をしていきます。

現状の貿易赤字

これは、何度も解説している通り、アメリカの貿易赤字というのは冬場にピークを迎え、春から夏にかけて減少していくということです。
これは、世界規模で考えた場合、北半球は1-3月に冬に入るからです。もともと人間というのは亜熱帯性の動物であるため、冬になれば経済活動が停滞するのは当然のことです。
つまり、アメリカの貿易赤字というのは1-3月の北半球の冬場に拡大をするのです。今年の場合は、まだ、この貿易戦争はまだ終結をしていませんが、また、今年の年末になればトランプさんはまた、貿易赤字のことについて文句を言い始めることでしょう。
なぜなら、今年は相当なドル高になると私自身は予想をしていますので、貿易赤字はさらに拡大をしていると予想されるからです。

貿易赤字の影響

アメリカのGDPを日本円で計算をすると約2000兆円になります。アメリカのGDPに対する貿易の割合は約15パーセントになります。となると、GDPに対しての貿易の金額は約300兆円です。

今回、取り沙汰されている金額は米ドルベースで500憶ドルになります。1ドル110円で計算をすると、5.5兆円になります。貿易の金額が300兆円に対して、今回、問題になっている金額が5.5兆円です。
相対値にして1.8パーセントの占有率になります。つまりアメリカのGDPがいくら巨額とはいえ、わずか、1.8パーセントのことで市場が大騒ぎをしているのです。
正直な私の感想は、どうでもいいよ、という感じです。中国側は大豆、原油、天然ガスなどに制裁を課すことを予定していますが、こんなものに制裁を課せば中国経済がどうなるかは、中国自身がよく知っていることであり、こんなもの回避にしか動きやしないよ、としか思いません。
アメリカの制裁というのは、やはり自国産業優先になります。特にアップルなどはその最恩恵を受けることになるでしょう。このような分析なんかしても仕方ない、というのが本音です。

なぜ、貿易赤字がいけないのか

以前のお話しをしましたが、経常収支というのは貿易収支+財政収支によって成り立ちます。今のトルコやアルゼンチンが経常収支に対してGDPがマイナス5パーセント以上になっていますので、資金が流出し、その結果、国の存亡が問われることになりますので、問題になっているのです。

この5パーセントの教訓というのは東南アジア通貨危機に起因をしています。要するに経常収支の赤字というのは将来の国の存亡にかかわることになりますので、アメリカ政府、トランプさんは神経質になっているのです。
ただ、これは単にトランプさんが騒いでいるだけの問題ではなく、アメリカの金持ちすべてといってもよいのでしょうが、この経常赤字とドル安に対して危機感をもっているのです。
要するにトランプさんは白人労働者層が主要な支持層なのですが、共和党の金持ち層にも支持される政策を行っているのです。要するに嫌い、嫌い、とか騒いでいる連中は、すぐに中間選挙で負けるとか騒ぎますが、すべての層に支持されるように賢く立ち回っているのです。
ただ、そのやり方が、人をののしるようなやり方は誰も好きではないと思うだけです。嫌い、というのは本人の勝手ですが、実際の指導者はトランプさんなのですから、それを嫌いという理由ですべてを否定すれば予測なんて当たりっこないことに、トランプ嫌いの連中はいつ気づくのでしょうか?

結局、なんの問題にもならない

目先は、おそらく米中が解決の道を模索をすることでしょう。ただし、こういった摩擦は、GDPを成長させる隠し玉が貿易になることを理解している方にはよくおわかりになると思います。

今の先進国で安定成長の国々は、国内が安定成長でも、貿易によって劇的な成長を遂げることができることを知っています。ですから、どの国も貿易振興策を取るのです。
そして本音は通貨安政策を取りたいのです。だから、自国の通貨安政策というのは国際ルールに違反ということになるのです。日本は相変わらず、実勢のレートよりも20パーセントほど円安であり、いつまでもこの円安水準を維持できるわけがありません。
ただし、現状、どの国からも批判は出ませんので、このまま円安に行くのであろうと思います。中国などは50パーセントほど割安なのですから一番目の目標にされるのは当然のことです。
つまりこの貿易摩擦というのは世界の貿易量の低下につながり、世界成長の上伸に対しては大きなリスクになると思います。しかし、世界の貿易量の統計が出てくるのは遅いので、その結果がわかるのは早くて半年後でしょう。
(この記事を書いた人:角野 實
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