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米金利が上昇しないのはファンド勢の米10年債買戻し処分のせいか

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110円台まで駆け上がってドル円でしたがどうも週の中盤から上値を追う力が無くなってきているようですでに110円20銭台にさえも戻るこごができなくなってきています。
もちろん来週にかなりの大きなイベントを控えているだけにここから再度110円台に戻す可能性も残されていますが、昨晩のNYタイムはよほど引き付けて買わないことにはドル円はまともに値を戻さなくなってきており、そろそろ戻り売り主体の相場になりそうな状況です。
一体相場では何がおきているのでしょうか?それはどうやら先般のイタリア政情不安でヘッジファンド勢が大量に売り持ちしていた米国10年債にその秘密があるようです。

ファンドの米債買戻しが続く限り金利は上昇しない

米国10年債は一時期3.1%の利回りまで上昇し、株式相場にも深刻な影響を与えかねないところまで事態な急変することとなりました。

新債券の帝王「ジェフリーガンドラック」も3.2%を超え始めるといよいよ株価に影響がでるといった予測をしていましたから、債券が崩れるにのにかけた米系のヘッジファンドが多かったことは確かなようで過去の実績から見ても猛烈な米10年債の売り持ちが続いていたわけです。
ところがイタリアの政情不安でイタリア債が猛烈に売り浴びせを受け、ドイツ国債と米債に資金が逃げ込んだことから予想外に米債価格が上昇し、多くのファンドが大損失に陥ってしまったというわけです。
すでに損切を強いられた向きもいるようですが、まだかなりの部分が残っており、金利が上昇し価格が下落しはじめるとこうした売り持ちの輩の買戻しがとめどもなく出ていることから金利は3%に戻さないというなかなか皮肉な状況に陥っているようです。
5月29日段階のCMEの投機筋の米10年債売買状況を見てもちょうどイタリアで問題が起きる直前に売りがピークを迎えており、もっとも売り持ちが増えたところで米10年債が大きく買われて価格が上昇したことを示しています。
Data CME
債券は0.1%金利が変化してもボリュームが大きいだけに利益、損失はかなり大きなものになるわけですが、いきなり2.8%台にまで金利が下落すれば抱えた損失も相当な金額になっているものと思われ、このファンド勢の敗戦処理が進まないことには10年債金利は上昇せず、ドル円も上昇がおぼつかなくなっているというのがどうやら足元の状況のようです。
今週米10年債利回りは3%に肉薄する場面がありましたが、やはり債券の買戻し玉が登場しては金利が下がる状態が続いており、これがドル円の上昇を阻んでいることは間違いないようです。 
Data Investing.com

相対的な関係で動く相場に絶対はない

ファンド勢はこの米10年債の売り持ちをビッグショートなどとも呼んでいたようですが、結局この売り浴びせは大失敗に終わっているようで、株価だけは金利低下を好感して続伸しても為替では対円でドルが上昇できない状況が続いているというわけです。 

ドル円15分足
相場の下落を早くから見込んで売り持ちをするというのはだれしも考えることですが、相場のプロが仕掛けていても思いがけない材料からいきなり反転してしまうことがあり大きな損失を抱えて動きが取れなくなるということがありうることを今回のイタリアの政局急変が教えてくれているといえます。
とくにイタリア国債の急落は実な本邦の機関投資家がこの時期に6兆円あまり保有していたものを慌てて投げたからだという説も出回っていますが、パニック売りというものが市場に出回り始めるとまったく想定外の動きが示現することもあるということを改めて考えさせられます。
個人投資家としてはファンダメンタルズを見ながら売買することは相場の方向感をつかむためには非常に重要であると思われますが、自分で勝手に相場の方向性を思い込んでしまうと、全く異なる材料から反対方向に動いてしまうことがあるという点はつねに意識しておく必要がありそうです。
こうなるとドル円はファンドの敗戦処理が済むまではそう簡単には上昇しないことになりそうで、ユーロドルがECB理事会での緩和縮小期待から大きく買い戻されているのも手伝って、いきなり全般でドル安が進み始めています。
(この記事を書いた人:今市太郎
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