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日本の機械受注発表からわかる株安・円高

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きのう9月の機械受注が発表されました。
上記が詳細の内容になるのですが、普段から見ていない方には非常にわかりづらいと思いますので、今年の10-12月の見通しをみてほしいと思います。
この数字をみて、おわかりになると思いますが、こんなにも景気が上昇をしているのに、機械受注の受注金額はマイナス見通しなのです。
わずかに非製造業だけがプラスなのですが、他は全部マイナスになります。これは何を意味するか、といえば、企業は儲かったお金をもっと儲けるための設備投資をせずに、内部留保や自社株買いに回すという意向が鮮明です。
要するに、新たな収益のチャンスを求めずに、ひたすら株価向上につとめるだけです。日本のGDPがこの30年間、全く伸びない理由がよくわかります。
その間にアメリカは5倍、中国は10倍以上成長をしているのに、日本は全く成長をしません。それで株価が新高値更新で、こういう数字を知ったあなたも、日本株は高すぎる、というのがよくわかると思います。すなわち、世界的な事件がおこれば、真っ先に日本株が売られ、そしてその結果円高になるのです。これがリスク回避相場のメカニズムです。
上記は2006年からの機械受注の推移になります。リーマンショックで急速に機械受注が落ち込み、アベノミクスによって機械受注は増えていますが、注目をしてほしいのはリーマンショック前と今のアベノミクスの受注額の差です。
明らかにリーマンショック前のほうがアベノミクス期よりも機械受注が大きいことになります。つまり、機械受注をしていないということは設備投資をしていないということになります。
設備投資をしていないということは、新たな収益の機会を自ら放棄しているということになり、日本経済が失われた20年と言われる所以はみなさん、もうおわかりですね。
要するに企業は現状維持に満足し、その新たな収益のチャンスのリスクを取りに行こうとしていない、つまり、今後も「景気はいいけど、給料は上がらない」なんてアホなことがずっと続くということです。
つまり、無能な企業経営者を放逐しないと、明るい日本経済なんてありえないということです。最近の東芝、神戸製鋼、日産のアホな経営実態、これがほとんどの会社の現状だと思います。多かれ、少なかれ、同じようなことやっているでしょう。

景気ウオッチャー調査

この数字は別称「街角景気指数」といい、要するに、みなさんが景気をいいと感じるか、否かの調査になります。
50が平均となり、その数字によって判断をするのですが、家計関連は最悪な状態になっています。とくに10月の飲食関連はこれだけ株価が上昇をしているのに、全くの不振になります。邪推をすると選挙でヒマな公務員がみな、外食に行かなかったから不振なのですかね。
推移の表
引用:http://www5.cao.go.jp/keizai3/2017/1109watcher/graph_02.gif
これをみると明らかで、儲かっているのは企業だけで、家計はちっとも景気がよくなったとは感じていません。その状態は「リーマンショック」前のほうがまだましなのですが、株価は今のほうが高いのです。
おそらく、今後、家計の景気ウォッチャー調査が上向いてくるでしょうが、この指標の大事なことは家計の景況感がピークに達したときに、株価も天井を迎える傾向が強いのです。この10月の数字がピークとすると、どうなるのでしょうか?
日本のGDPは個人消費が6割を占めますので、その家計がお金を使わなくなると勝手に景気は落ち込みます。飲食費が悪くなっていることなんてもっとも、節約しやすいところです。それが悪化しているということは・・・。

日本経済の見通し

私がなぜ、円高派を強硬に崩さない理由は、よく理解できましたでしょうか?要するに今の企業主導の景気回復など目指しても、消費が全く盛り上がらず、株価が高騰をしても結局はバブルで終わってしまうのです。20年も消費者をいじめ続け、それに耐えている日本人はある意味偉いと思います。

だから、結局、何をやっても政策的には企業優遇策をやめないと日本経済の復活などありえないのです。アベノミクスなんて結局、失敗に終わるのは始まった当社から私は言っていますが当然の結果です。
そうなると「円高が一層進行する」のは当然の話です。

本日のマーケット

きのうのマーケットの急落というのは、いろいろ言われていますが、一般的に言われるアメリカの法人税減税の手詰まりではないと考えています。みなが高すぎると感じている株価が日本の機械受注を分析してファンドが一斉に日本株を売ってきたこともあると思います。
もちろん、きのうは寄り前から日経を日銀の手らしきものが買っており、反応が時間差だった可能性もあります。私が日本の経済指標を分析しないのは、最初から大きな数字はこの現状で期待できないからです。20年間成長をしていないのですから。
アメリカの景況感もそれほどよくなり、この株価の押し目はまだ、買いではないと考えています。かといって、センチメント的には大きく売れない、と感じています。
いったんは戻すでしょうが、買いたくもないというのが本音です。ビットコインのように仕込めば、それなりに利益が取れるのであれば、別ですが、しょぼい、利益では買うだけ時間と労力の無駄と感じます。
(この記事を書いた人:角野 實
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