ご案内のとおりドイツのメルケル首相は24日の選挙でなんとか勝利を収めましたが、得票率は大幅に下がっており、連立といっても弱いものが集まる政権になりそうな気配で、ユーロは大きく買い戻されるどころか売りが加速し「ドルインデックス」がこのおかげで大きく上昇する結果となっています。
ドルインデックスの上昇はドル円にも思わぬ上昇をもたらしている
ドル円はこうしたドル高の動きを受けて大きく上昇し、27日のNYタイムには113円台に久々に回復する動きとなりましたが、その後「London Fix」にかけて90銭近く一気に値を崩すという荒い展開になってしまいました。
各通貨ともにボラティリティの大きな相場に
FX市場は10月末になりますと、株の買い時期などにも伴って一定の方向感がでやすくなるものですが、今年に限っていいますと、まだ明確なトレンドがでてきているわけではなく、引き続き各国の「中央銀行」の政策が大きく影響を与えることになるとは思われますが、引き続き上下のブレが大きな相場展開が続きそうです。
国内の選挙ネタはさらに混迷の状況に
国内の選挙はいよいよ本日解散ということで選挙戦がスタートしますが、小池都知事の政党が突如として大きな動きを見せることになり、安倍政権がどのぐらい負けを背負うことになるのか、いまひとつよくわからない状況となりつつあります。