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何かと市場では話題になりがちな「ビットコイン」ですが海外のFX口座としては日本人投資家に人気の高い「XM」で「BTC/USD」の取引が可能になりましたので、とりえあえず早速MT5の口座を開いてみました。
MT5で取引可能
XMで既存の口座をもっている方は簡単に「追加口座」を開設できますが、基本的に「MT5」でしか売買ができないようなので、ツールは別にインストールする必要があります。
※既にXMのリアル口座を持っている方は、ワンクリックでビットコインが取引できるMT5口座の解説が可能。
みかけは通常のFXやCFDの売買と同じ形になっていますし、トレンドツールもオシレータ系ツールも利用できますので、まったく違和感なく売買が可能といえます。
基本的に「BTC/USD」だけしか設定できませんし、レバレッジはCFDなので100倍という設定が最高になります。ためしに表示してみた上記の窓は1分足のボリンジャーバンドですが、とにかくよく上下に動いていることがおわかりいただけると思います。
足元の価格はBidで3906ドル水準ですから、1ビットコインを買うためには、これをさらに日本円換算することになり「33万円ほどの証拠金」が必要となります。
ややこしいドルベース
実はまだ口座を開設しただけで、チャートを眺めている段階ですので、詳しい状況を申し上げられるわけではありませんが、結局仮想通貨は投入したローカルカレンシー（各国通貨）に対していくらになっているかが大きな問題となりますので、「BTC/USD」で取引するとなるとドル円がどういう状況になっているかもその価格に大きく影響を与えることになり、なかなか複雑な構造であることを感じさせられます。
また、あっさり100倍のレバレッジなどと書いていますが、こんなレバレッジをかけて本当に大丈夫なのかという点も相当な心配が残ります。
ある朝起きてみたら倍になっていた場合にはなんの問題もなく利益を享受できますが、価格が逆に半額にでもなってしまいますと、もう取り返しがつかないことになりますから、果たしてレバレッジをかけてやるものなのかという点には大きな疑問が残ります。
ファンダメンタルズがないはずなのに外部環境で乱高下
つい最近も「JPモルガン・チェース」のダイモンCEOが「ビットコインは詐欺である」といった発言をしたことから大きく売り込まれる形となり、中国人民銀行がICOを全面的に禁止としたことでもえらく売られる展開となりました。
また中国国内での取引所閉鎖のニュースが流れても、本来そんなことは関係ないはずと思われるのにまた売り込まれる始末で、市場参加者が異常に相場の外部環境に対してナーバスになりながら売買をしていることがわかります。
また「大幅下落の局面ではどのぐらいスプレッドが開くことになるのか？」、「そもそも流動性があって売れるのか？」等々疑問に思うことはたくさん存在していますので、この口座を見ながらそのあたりを随時解説していくことにしたいと思います。
買い場は大暴落時か・・・
とかく上昇したときに大きな話題になるビットコインですが、結構頻繁に下落のタイミングもあるようで、とにかくレバレッジをかけて売買するのであれば、大暴落のタイミングに入る「ウォーレン・バフェット」タイプの投資がいいのかも知れません。
また米ドルベースですから、どういうときに上昇し、何が起因して下落するのかという日常的な動きについても相当研究しないと単なる博打の取引になりかねない状況で、利益を出せるのには結構時間が必要になりそうです。
ドルベースで取引している人間がどのぐらいいるのかという問題もありますが、ほとんどの投資家は爆発的上昇を期待して買っていますから、大幅下落ではパニック売りとなることは容易に想像できます。
そういう意味では証拠金以上の金額を要求されないXMのような口座で売買するのは、損失金額が最初から確定しているだけにかなりやりやすいといえそうです。この件は今後も引き続きレポートをしていきますのでご期待ください。
ビットコインの取引はMT5口座を開設する必要があります。
（この記事を書いた人：今市太郎）
