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アメリカGDP発表の結果と今後のフロー

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昨日アメリカGDPが発表され、年率で2.7パーセントの成長になります。この発表にてGDP成長比での等号は「アメリカ2.7>ユーロ1.8?>日本1.5?」になり、三極の通貨ではドルが最強となることはほぼ確実になりました。

クエスチョンマークは4-6月期の日欧GDPの発表が8月の中旬になるからです。

成長率と政策

ここで思いだしてほしいのは、この図になります。

何度も言いますが、リーマンショックを機にアメリカはドル安誘導を各国にお願いし、そして、欧州や日本が東日本震災やギリシャ危機によってユーロ安、円安誘導を今までしていたのです。
トランプさんが大統領に就任して、何を国際社会に要求したかといえば、「お前らに利益を4年間与え続けたのだから、今度はアメリカに利益をもたらせ」G7などの国際会議で要求しただけの話です。
だから自由貿易促進に反対、パリ協定脱退とか一見、無茶苦茶な要求なようにも見えますが、極めて理に叶った要求なのです。なぜなら、ユーロが好調な原因は、やはりユーロ安からきているのですから。
メルケルさんが文句を言うのはドイツがその利益を最大限享受したのですから当然ですが、その恩恵をはく奪されて文句を言う筋合いではありません。非常に合理的な主張をしているのはトランプさんであって、わがままなのはメルケルさんです。
つまり、この「ドル安誘導がある」とこのコラムで散々に主張をしていたのですが、実際にドルは全ての通貨に対してドル安になっていることが、今回のユーロ高、円高の真相になります。

安倍さんはいち早く、トランプさんに恭順の意を示す

トランプさんが大統領になって、いち早く動いたのは安倍さんであり、貢物をもって米国を訪問しました。なぜなら、アメリカがドル安政策に動くのは自明の理だったからです。

たとえば、安倍さんがアベノミクスをスタートさせるのに当たって、為替政策ではアメリカなどの諸外国に迷惑をかけるのは承知していたのですから、当然、アメリカにその円安を飲んでくれ、というお願いをしたのは想像に難くはないでしょう。
アメリカもその要求をリーマンショックで迷惑をかけているのですから呑んだ、というのが実態だと思います。アベノミクスがスタートしたときも、安倍さんは第二次政権のスタートで、アメリカの協力の下、ある程度の成功を得たということになります。
トランプさんの気持ちは理解できる、つまり新しい政権になって、新しい政策を発動させたい、気持ちのよき理解者だから、あれだけ仲良くなったのでしょう。今のところ、不和の種はありませんが、何れ、トランプさんの性格であれば不和になるでしょう。

では、このドル安誘導をいつまで続けるのか?

シナリオとしていろいろ考えられますが、

①ドル安誘導を鮮明にしたのは4月
北朝鮮への危機に対応して、いろいろやったのが4月になりますが、どうもアメリカの景気が1-3月期は相当悪いことになる可能性を示唆したので、北朝鮮リスクを再燃させた可能性があります。そのときに合わせて、ドルが高すぎると正式に表明をしています。
なぜ、北朝鮮なのかといえば、景気が低迷をすれば、支持率が落ち、それが政権崩壊の危機になる、いざとなれば北朝鮮を攻めればよい、と考えるのが普通です。
しかし、アメリカの景気は4-6、7-9月期には完全に回復するでしょう。つまり支持率低下からの北朝鮮攻撃リスクは相当に後退しています。
そして、「イエレン議長」も物価の低迷を不振に挙げていますが、ドル安になれば物価はどうなりますか?上昇します。つまり、経験則では物価はドル安を受けて必ず上昇をします。
そこが「イエレン議長」の自信の背景になります。物価は日本の企業物価に相当する、卸売物価指数が2-3カ月遅れで通貨安に対応して上昇し、「消費者物価」は半年遅れで上昇してきます。
しかし、未だに卸売物価が上昇しないことに対して、最近の議事録では不安を示していますが、「イエレン議長」の就任直後のドル安誘導発言によって、2014年、2015年にアメリカは力強い回復を示しています。ですから物価は必ず上昇する、と言っているのでしょう。
つまり、もうこの夏には企業物価を中心に上昇しているはずなのにその伸びが緩慢ですから予定よりも遅れている、ということになりますが、秋には消費者物価は上昇するとにらんでいるはずです。おそらくこの物価上昇がユーロの頭と調和するのではないか?と思います。
②ドル安を4年続ける可能性
国際協調による通貨安協調はだいたい、4年周期できています。今回もトランプ大統領就任後の4年後、2020年くらいまで続ける可能性はあります。
シナリオとしてはこの2つになります。ただ、物価が上昇したら、すぐに「テーパリング」を行うでしょう。しかしテーパリングは金融引き締めですからドル安を加速させるだけです。はてさて、いろいろ考えなくてはいけないことが多いですね。

今回の動き

アメリカGDP発表をうけて、ユーロは高騰しました。円はミセスワタナベもさすがに円安方向に張らなかったのが原因で、燃料不足による円高でしょう。

北朝鮮のミサイル発射で円高になったのではありません。もし、ミサイル発射によって、GDP
が低下するという心理的要因もありますが、具体的な数字がわからないのにファンドが円高方向にポジションを加速させることはありません。
しかし、北朝鮮はアメリカの数字が好調だったことに対してわざとミサイルを発射したように思います。なぜなら、アメリカ経済が好調なら、北朝鮮リスクが顕在化はしない、と承知しているからです。夜中にやるなんて珍しいことですが、よく計算していると感心します。
あまり今回の、動きに関してはよくわからないというのが感想です。言えることはユーロの成長なんて蜃気楼、まぼろしの類であって、本気でユーロが成長するなんて思うほうがアホだと個人的には思います。
アメリカGDP成長率が「2.7」ということは消費者物価も近い将来、それに近い水準に近づくことになります。つまり、インフレになります。インフレというのは通貨安、すなわちドル安です。
ドル安ということは円高が鉄板ですが、ユーロがアメリカより成長する、へそで茶を沸かすくらいおかしいことだと思います。ドルが安いから相対的にユーロが上昇しているとみるべきでしょう。
おそらくドル以外の通貨に対して、ユーロは頭を近々、打つでしょう。誰が、考えてもドル安のアメリカ株、債券に投資することが本命になるでしょう。少しこの辺を整理してみないとわかりません。言えることは金利が発生しているので根本的に動きが変わったのかな、と思います。
(この記事を書いた人:角野 實
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