大統領選挙の年の10月相場は必ず下落傾向に
一般的に10月の米国株式相場は9月に下落して10月に持ち直すという傾向が強くなるものですが、大統領選挙がある年に限ってみてみますと、必ず相場がマイナスに推移することがわかっています。
下落の明確な理由はないものの下押しがお約束
なぜ選挙前に大きく相場が下落するのかについては、はっきりした理由がわかっているわけではありませんが、下落の大小に差はあるものの、確実に株価が下落し、それにドル円が付き合わされて同様に下落する動きとなっている点は忘れてはならない部分です。
依然としてドル円は日足の一目雲の下限を抜けられない
ところでドル円は、株価のこうした動きとは別に、9月29日の東京タイムでは前日100円攻めをしても割れることができなかったことから方向を変えて「OPEC」の原油減産などの報道を好感して大きく買いあがり、ロンドンタイムでも102円台を試す動きがでましたが、結局毎回止められる日足の一目均衡表の雲の下限に阻まれて、その後一時101円台割れまで戻す展開となっています。
ドイツ銀行問題もネガティブな報道に市場が反応
ここのところ市場で注目を浴びている「ドイツ銀行」破綻問題ですが、ネガティブな内容がヘッドラインに登場するたびにリスクオフの動きが強まるようになており、10月の株価の下落に一層拍車をかける可能性もでてきているといえます。