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FX初心者、FX中級者に贈る「相場の鉄則」

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7/13、日経の寄りがシカゴや日経の夕場が安寄りしているのをみて、私は素人がここでは買わないと言いました。私は安寄りしたのをみてすぐに買いました。
ドル円と、クロス相場はポンド円を買っていますのでそれも全部買いました。高騰相場の押し目幅を参考に買うと安値で全部拾えますよね。こういう場付きでは安寄りというのは絶対に買いなのです。
ザラ場取引や板寄せ取引を経験している人間からすれば、こういう急騰相場のときの「安寄りは問答無用で買い」というのは常識なのです。
今は全部、コンピューター取引になりますので、安寄り、高寄りの概念が若い人たちには全くありません。これほど、重要な指標を知らないのでみなさんにはその知識を不肖、男・岩鬼の角野が伝授させていただきたいと思います。
立場はみなさんと同じ投資家なのですが、少しだけみなさんより経験が長いだけですので偉そうにとか言わないでくださいね。

安寄り、高寄りの構造

昔は外為でも、株式でも「24時間取引」なんてありえないことで、東京時間、ニューヨーク時間、ロンドン時間等の主要取引市場には必ず、世界のどこかで取引をやっているということは考えられませんでした。

外為でいえば、ニューヨーク時間が終了するとシドニー市場が開くまでの時間は取引ができません。さらにいうと、シドニー市場は商いが薄いので東京時間がオープンするまでは実質上、商い停止状態になります。
今ではこの時間帯を狙って「投機筋」が大きな損を出した場合、自分の有利な値段にするために頻繁に商いをしますので、この時間帯などは大きく動くときは狙い目になっています。
さて、この取引ができない時間の間、投資家の大小は問いません。今であれば、買いで儲かっている投資家はこんなに儲かっていいのだろうか、という発想になります。逆に損をしている投資家はどこまで上がるのだろうと不安でビクビクしています。
その時に外為でも、株でもいいのですが、安寄りしました。儲かっている投資家は儲かり過ぎて怖いのですから利食いの手を行います。
逆に、大損をしている投資家は安く寄ってくれたと安心をして何もしないか、ナンピンという愚行に出ます。プロが損をしているときは何も考えずに、安寄りしたときは何も考えずにラッキーと思って損切りをするのです。

相場の値動きの根本

相場の値段はどうやって動くのか、みなさんはお考えになったことがありますでしょうか?

基本的には「ファンダメンタルズ」で動いているのは周知の事実ですが、実はそれもあまり正解ではありません。本当の答えは「内部要因」 つまり、上記のような要因で動いているのです。
たとえば、今回のような急騰相場、何で上昇していると思いますか?みなさんが新規で買っているから上昇しているのですか?答えは全くの間違い。
みなさんが売っている玉を手仕舞いしている「買戻しの買い」で上昇しているのです。このことをみなさんが全く理解をしていないことなのです。
相場の上昇や下落の根本というのは「損切りによって発生」をしているのです。FXを始めとする証拠金取引、つまり、現物買いをする総代金の一部で取引できる取引を証拠金取引、マージン取引というのですが、全員で証拠金をプールしてそれをみんなで奪い合うというゲームが証拠金取引なのです。

売り方が損切りする場面を考える

ですから損をしている人が損切りしてくれなければ、儲かっている人は損をしている人からお金を譲りうけることができないのはわかりますよね。
つまり安寄りをしたら、売り方は現状では様子をみるか「ナンピン」というバカげた行為にでて、買い方は利食いという行動にでます。
俗に「利食いで終わる相場なし」の格言のように、今日の日経先物の寄付きが下がったのは簡単にいえば、買い方の利益なんて証拠金にプールされても、いくばくかのお金で売り方が損切りしたほうが莫大なお金になるのは少し考えればわかることです。
つまり、「売り方が損切りする場面を考えればいい」のです。日経先物の追加証拠金請求の入金日は翌日の午前中であることは店頭取引をやっている方はよくご存じでしょう。
つまり、入金をしない場合は前場の終了か後場寄りで売りを手じまい「買い」をするから急伸するのです。急伸するということは売り方が損切りをしているのですから、買い方はそこが利食いのポイントになるのです。

今回の相場はポンドドルを見なくてはならない

でも、売り方の根拠というのは日本の「アベノミクス」は終了、失敗という根拠、円高という根拠で売っていますので追加証拠金を払ってまで玉を維持する可能性が高いと思っています。
その維持か決済の判断は前場の終了か、後場の寄りで判断をすればいいのです。急伸すれば押し目が、今まで以上の押し目を形成すると考えるのです。
同様に外為のロンドンタイムやニューヨークタイム、そして株式の寄りの時間をきちんとみるべきなのです。そして今回の急落は「ポンドドル相場にリンク」しているのはみなさんきちんと認識していますか?ポンドドルをみなくて今の相場は取れません。
ポンド円なんてチャートをみなくても取引ができるくらいどうでもいい通貨なのです。ドル円だけで十分です。ニューヨークダウ先物が安寄りしていますよね、これもまだまだ買いが続く根拠になります。
(この記事を書いた人:角野 實
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