人工的に株価が上げられただけで決して景気はよくないのが実態
「アベノミクス」という枕詞は景気回復の代名詞のようにメディアでここ3年ほど継続的に使われてきましたが、実は日銀の「量的金融緩和」により人工的に下駄をはかせたきただけであることから、本質的な景気回復が図られているわけではない事がいよいよ明確になってきたといえます。
デフレに逆戻りすればドル円は再度円高に回帰
政府や日銀からは「デフレ」を脱却したようだというコメントがよく聴かれますが、円安で無理やり作り出された物価高を除くと、実はまだデフレからも完全に脱却できていない可能性すらでてきているのです。
大幅な財政出動と増税先送りで景気回復は本当?
今の政権は伊勢志摩サミットにむけて大型財政出動と増税延期で、大胆なV字回復を狙った政策をぶちあげる演出を考えているようです。
秋口にかけて株も為替も大きく下落する局面に厳重注意
1990年以降、夏に参議院選挙がある年はその後に大きく株価が下落するのが「アノマリー」となっています。これは選挙対策で前倒しに材料を出してしまうため、その後が続かず材料出つくしから株が売られるのが大きな原因と考えられていますが、ここまで続いた日銀手動の「中央銀行」バブルが、まず日本から破裂する可能性についても想定しておく時期にさしかかっているのかもしれません。