先進各国「中央銀行」の政策決定会合を前に為替は、その動きが停滞してしまってほとんど動かない状況ですが、その中でもドル円は112円台で膠着状態を継続しています。(3/10執筆時点)こうなるとテクニカルチャートで、何かきっかけをつかみたくなるものですが、長い足のチ...
FXコラム
チャートの形状が変わりはじめたNYダウ
先日、いよいよ現行政権主導で「PKO」による株上げ相場が年度末に向けて展開されることになるのではないかという記事を書きました。これまで「アベノミクス」が始まってからは比較的、日経平均はNYダウに寄り添うような動きを見せてきましたが、年明けからその様相が大きく変...
GPIFの損失と含み損は想像以上に拡大
2015年「PKO」として日経平均の底上げのために高値のレベルでも買い上がりの尖兵となった「GPIF」ですが、ここへ来て大変な含み損を出していることが明らかになってきています。この年金積立金管理運用独立行政法人によれば、昨年10月~12月期の期間収益は4兆73...
コモディティ価格の上昇で復調の資源国通貨
「原油価格」がかなり戻してきていることから、年明け以降大きく売り込まれてきた資源国通貨に復調の兆しがでてきています。豪ドル、カナダドルなどにその傾向がはっきり現れ始めていますが、これは単なるあや戻しなのか本格的な復調なのかを考えて見ます。豪ドル円は3月に入って...
ドル円が112円~114円で推移する理由
ドル円相場については、私が予想した通りの展開であるといっても過言ではないと思います。ただ、ほかの原油やゴールドと比べてドル安で値段が上昇していることを勘案すると、円安に行くわけがないという考察もありえると思います。経済学のセオリー通りの値運びではないので相当難...
プロスペクト理論から逃れる方法@刺激のないトレードに勝機がある
前回に、「プロスペクト理論に縛られる心」について、少し説明をした。人は利益は確実に手にしたいが、損失は何とかして避けようとする傾向があるということだ。その時の質問はこうだ。Question No.1A:無条件で100万円の利益が手に入る。B:コインを投げて、表...
ECB理事会を受けて相場はどう動く?
いよいよ3月先進国の中央銀行政策決定weekが始まろうとしています。12月に大幅に市場の期待を裏切ってしまった「ECB」の「ドラギ総裁」は前回の理事会後の記者会見で、月にさらなる「金融緩和」を検討すると公言したことから、市場では既にそれを織り込む動きとなってい...
ボラティリティの大きなドル円相場の対策
2月11日に111円割れまで突っ込んだドル円は、その後も「ボラティリティ」が大きくなっています。昨年では最大でも80銭程度しか動かなかったはずなのに今年は、特別な指標やイベントがなくても1日で2円近く動く日が非常に多く、荒れた相場を展開しています。1日の中でも...
ユーロのマイナス金利に関する考え方を解説
先週までの展開というのは上値が重いとは感じますが、こんなものであろうと思います。その間にいろいろなことがありましたが、その事に関して解説していきたいと思います。ECBの金融政策変更はあるものと思って対処をするべき3月10日に「ECB」の「金融政策」の変更はある...
EU離脱問題で揺れるポンド円~逆張りは危険
EU離脱を問う「UK」の国民投票が正式決定して以来、ポンドはドルに対しても円に対しても凄まじい勢いで下落しましたが、2月末に底をつけてから大きく切り返して戻りを試す形となり、ポンド円はこの間で、12円下落して7円戻すといったような荒っぽい展開を見せています。国...