どこかの劇画の台詞に「お前はもう死んでいる」というのが流行った時期がありましたが、東証の裁定買い残をみていますと実は「アベノミクス」とやらも当の昔に終わっているのではないかと思われる気分に陥ります。為替のコラムの話にいきなり株の裁定買い残の話題で恐縮ですが、足...
FXコラム
イギリス離脱問題で一番やばいのはユーロ
やはり、今回の離脱問題に関して一番の被害をこうむるのはユーロであろうとたしか、4月、5月にユーロの基準値を参考に定義をしたと思います。お忘れの方も多いと思いますが、ユーロドルの今年の基準値は「0.903程度」であったと思います。現在のレートと離れすぎの状態であ...
ファンド勢大注目のECBのベイルイン履行
このコラムでも「ドイツ銀行」をはじめとして、欧州の金融機関の動向が突然怪しくなってきていることをお伝えしています。イタリアで先行して破綻が危惧されている「モンテ・パスキ」なる大手銀行に公的資金を入れるべく、イタリア政府は「ECB」に打診中となっていますが、実は...
FX相場に長く生き残っていくための条件とは
あなたはマーケットに「まぐれ」で儲かっているのになんで、それを実力と勘違いするのですか?今も、損をし続けている方は必然。こんな当たり前のことをいうと、多くの方は文句を言います。そういう方はいずれいなくなるだろうな、と思っています。今回の、イギリスの離脱問題で私...
バーナンキがヘリコプターマネーをそそのかす
7月11日の週、「日銀の政策決定会合」を前にして、前FRB議長であった「ベン・バーナンキ」が来日し、安倍首相、黒田日銀総裁と会談をすることが明らかになりました。「FRB議長」退任以降、あまり目立つ存在ではなかったバーナンキが日本にやってくるとなれば誰しもが思い...
英国EU離脱騒動の裏でじりじり下げる人民元
英国のEU離脱騒動とEU圏の金融機関のリスク増大ネタにすっかり気をとられているうちに、毎日のように下落してきているのが「中国人民元」の動きです。2月の「G20」で密約が本当にあったかどうかは今もまったくわかりませんが、春先は安定していたはずの人民元円はここのと...
IMFからリスクを指摘されたドイツ銀行
「IMF」が6月29日に公表したレポートが大変話題になっています。「金融システム安定性評価レポート」というのがそのタイトルで、世界的システミックリスクと題するグラフに世界的なリスクを抱える「28行の名前が実名入りで公開」されており、その中でもっとも中心的にリス...
FOMC議事録の開示で利上げの観測は低下
7日日本時間の未明、朝3時に公表された「FOMC」の6月議事録を受けて市場では年内の利上げ観測がさらに遠のきつつあり、ドル円の上昇材料がまたひとつ減る形になっています。内容はハト派的なものだが利上げの可能性も残すPhoto Market Watch6月の「FO...
GPIFの2015年度損失が明るみになる
本来どんな上場企業でも3月末の決算であれば、遅くとも6月中にはその中身を公表するのが筋なのですが、なぜか参議院選挙後に先伸ばしをしたのが「GPIFの2015年の運用結果」です。7月29日の正式公表を前にずっと隠しとおしておくこともできず、いよいよその概算が前倒...
ドル円相場はポンド円の乱高下に要注意
ドル円が急劇に円高に動きつつあります。参議院選挙後に下落するかとばかり思っていましたが、どうやらそんなに甘いものではないようで、5日の夜からポンド円が急落したのについていくように6日も朝から下落がとまりません。甘くみてはいけないポンドの下落とにかくチャートを見...