FXにおけるポジションとは、通貨ペアの持ち高のことを表します。
利益・損失確定前に保有している持ち高のことをこう呼ぶのです。買いのポジションのことをロングポジションといいますし、売りのポジションのことをショートポジションと呼んでいます。
通常株式相場では個別の銘柄について板を見ることができますのでどれぐらいの売買意向があるのかは比較的判断し易いものになりますが、為替の場合にはインターバンクは板を公表していません。
今のところポジションがわかるのはNDD方式を採用しているFX会社が一部の板を見ることができるようにしていますが、それ以外ですと自社における顧客の売買比率を公表している業者が何社か存在しますので、こちらで確認することでポジションのボリュームをチェックすることが可能です。
現在開示しているのはSBI FX,みんなのFX,外為どっとコム、マネーパートナーズ、FXCM,オアンダジャパン、クリック365などとなっています。まだDMMはスマートフォンアプリで確認ができます。外為オンラインやマネックスは自社に登録会員向けに情報を提供しています。
もちろんこうした情報は主要通貨についてだけとなりますので、特別な通貨ペアについてはポジションの情報をとるのはなかなか難しい状況にあります。