ヒストリカルデータとは、まさに過去の通貨ペアごとの取引データのことを言います。
昔からシストレの売買シグナルなどでは、バックデータを使ってどの程度の精度があったのかを検証するといった仕組みがありましたが、今ではミラートレーダーやMT4を利用したEAなど様々なストラテジーのロジックが有効に機能しているのかどうかを検証するためにこうした「ヒストリカルデータ」というものが必要になってきているのです。
もちろんMT4からも取れるデータがありますが、いかに細かいヒストリカルデータを提供してくれるかによって時間ごとのドローダウンの状況なども粒さに把握することができますので、シストレの検証のためにはかなり重要なデータとなってきているのです。
FX業者によって異なる提供数
現状では、こうしたヒストリカルデータを国内で積極的に開示してくれているのは「セントラル短資FX」「マネースクエアジャパン」「ひまわり証券」「OANDAJAPAN]の4社で、海外ではFXDDなども提供してくれています。
セントラル短資FXは26通貨ペアについて、日足、週足、月足でのデータを提供してくれています。
マネースクエアジャパンは11通貨ペアで日足、週足、月足の提供、そしてひまわり証券は24通貨ペアについて日足、週足、月足を提供してくれています。
今後シストレの利用を検討する場合には、こうしたヒストリカルデータの提供レベルにも気を使う時代がやってきそうです。