1987年10月19日、ニューヨーク株式市場で史上最大規模の暴落が起きました。
それがブラックマンデー(暗黒の月曜日)です。あまりの凄まじい暴落に「世界中で戦争でも起きるのでは?」と、当時の株式市場は大混乱に陥りました。そんなブラックマンデーとはどうのような事件だったのでしょうか。
ニューヨークの株価が20%以上の暴落
10月19日の月曜日、ニューヨークのダウ平均(株価指数)が、先週末より20%以上の幅で大暴落をします。
約が508ドルも下がることになりました。この下げ幅は1929年の世界恐慌の時よりも上回る幅です。これだけ暴落したわけですから、その影響は米国だけでなく、アジアやヨーロッパにも飛び火しました。「1929年の世界恐慌以上の被害が出る・・・・・・・」そのようなことが予想する人が多くいました。
しかし、各国の金融当局がしっかりと対処したため、結局、甚大な被害が出る事はありませんでした。
ブラックマンデーはなぜ起こったのか?
実は正確な原因は分かっていません。一般にはよく原因とされるのが以下の3つ。
・米国の赤字が拡大傾向だった・直前にドイツがアメリカの反対を無視して、マルクの金利を利上げした・当時採用したいた自動売買プログラムが暴走した(売りが売りを呼ぶ状態)などがありますがどれも確実な原因とはされていません。
このようにブラックマンデーとは、1987年10月19日に起きた史上最大規模の世界的株価大暴落のことを指します。