レバレッジとは実際の資産以上の取引を指します。2010年以前のFX取引ではレバレッジ100倍や200倍、はては400倍というFX会社も存在しました。
ハイリスクハイリターンの代名詞とも言われるFXですが、金融庁主導のレバレッジ規制以降の現在では25倍までに抑えられていて、過去のFX取引を知る投資家からすると決してハイレバレッジとは言えないかも知れません。
2010年以前のハイレバレッジは桁違い
数百倍のレバレッジ取引が可能であった2010年以前のFX取引。100倍で運用した場合、100万円の資産で1億円相当の取引ができたことになります。仮に1ドル=100円であったとすると、100万ドルの建玉を持つことができました。
そんな超ハイレバレッジの世界では1円の為替変動により、100万円の利益を得ることができました。
当時は10万円を3億円にしたなどという話がメディアでも数多く取り上げられました。一方で、このハイレバレッジは影の部分もあり、先程の例ですと自分の思惑とは逆の方向に1円変動した場合は一気に100万円を失うことになります。
このような超ハイレバレッジ取引は批判を浴び、社会問題化することとなりました。
レバレッジ25倍までの現在のFX取引
FXの投機性・ギャンブル制を問題視した金融庁は2010年以降、投資家保護の観点から段階的にレバレッジを規制していきました。2015円現在、レバレッジは25倍までとされています。
前段のお話を見ているとだいぶ物足りなく感じてしまいますが、現在レバレッジ取引のできる金融商品の中ではFXのレバレッジが最も高く設定されていることも理解しておきましょう。