CFD取引とは、「差金決済取引」のことです。
買った価格と売る価格の差額だけを決済します。
資金が少なくても大きな取引ができる
CFD取引は、決済されるのは差額分だけであることから、資金が少なくても大きな取引ができます。
また、FX取引のように、レバレッジをかけて取引することも可能です。
したがって、少ない資金で大きな利益を得られるチャンスがある一方で、短期間で大きな損失を被ってしまう可能性もあります。CFD取引は、ハイリスク・ハイリターンの取引だといえます。
もっとも、リスクを低減したければ、レバレッジを低めに設定することができますが、レバレッジを低くすると、リターンも下がってしまいます。
多くの金融商品の価格を参照して取引する
CFD取引では、多くの金融商品の価格を参照できる点が魅力です。FX取引で、さまざまな通貨ペアで取引するのとやや似ています。
したがって、CFD取引では、金、銀といった資源価格のほか、株価指数や債券価格など、様々な金融商品の価格変動を利用して利益を得ることができます。
個別の金融商品に現物投資する場合よりも、効率的に資金を回転させることができます。
FX取引と同様に、ロスカットには要注意
FX取引では、為替レートが急激に変動した場合、証拠金が不足しないように、ロスカットが行われることがあります。
CFD取引もFX取引と同様に、レバレッジのかけ方によっては一気に大きな損失が出てしまいかねないため、ロスカットが行われる場合があります。
特に、取引量の少ない金融資産の価格を参照するCFD取引を行う場合には、ロスカットの危険性を十分に把握しておくことが必要です。