ハイリスクハイリターンとは、高い利回りが期待できるものの、想定される利回りの変動幅も大きいことを意味しています。
長期投資をするなら望ましい
ハイリスクハイリターンの投資は、どちらかといえば長期投資に適しています。というのも、短期や中期の取引では、大きくマイナスに振れたまま取引が終了してしまう可能性が比較的高いからです。
長期の取引では、変動幅が大きくても、長期にわたって継続的に投資を行うことで、期待されるハイリターンに近づきやすくなります。
FXなどのハイレバレッジはハイリスクハイリターン
ハイリスクハイリターンな投資手法としては、高いレバレッジをかける方法があります。レバレッジとは、「てこ」という意味であり、てこの原理のように、少ない資金で大きな取引を行うことを指します。
例えば、レバレッジ20倍の場合には、100万円を投資し、レバレッジを考慮しない場合で102万円になった場合、単純計算した利益は2万円×20倍=40万円となります。
いっぽう、100万円が98万円になる相場変動があれば、40万円の損失を被ることとなります。レバレッジを活用すれば、ハイリターンを得られるチャンスが生まれるものの、対応するハイリスクに注意が必要です。
高利回りの外債もハイリスクハイリターン
ハイリスクハイリターンな投資商品としては、高利回りの外債も挙げられます。例えば、新興国通貨建ての年利10%以上の債券では、為替相場の変動と合わせると、年間20%以上のリターンが得られる可能性があります。
しかし、為替レートが半値程度に下落した場合には、10%以上の高い利回りを打ち消してあまりあるくらいの損失が出ることも考えられます。