FX相場では日本時間午前0時(ロンドン冬時間の場合は、日本時間午前1時)この時間帯に、ロンドンフィックス(ロンドンでの仲値)の発表がある。
この時間帯は、経済指標程の大きな動きはないが、通常のFX相場よりも特徴な値動きをする。今回、私が紹介するFX手法は「手法」と呼べる程、厳格なルールを作成できる代物ではない。
しかし、このロンドンフィックスの時間帯に、このパターンに遭遇したら、勝てる可能性が高いので、スキャルパーやデイトレーダーの方は、サブで使う武器として、知っておいて損はないと思う。
ロンドンフィックスFX手法の概要
手法名 | ロンドンフィックス時のWボトム・Wトップを狙う | ||
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開発者 | H・M さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード | ||
時間足 | 5分足、15分足 | ||
通貨ペア | ユーロ米ドル | ||
分析手法 | ローソク足、ロンドンフィックス | ||
その他選択項目 | 逆張り | ||
取引市場 | 欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 3時間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 5回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行、指値、逆指値 |
勝率 | 70% | 損益レシオ | R-2 |
平均利益 | +30pips | 平均損失 | -15pips |
Wボトム・Wトップのチャートパターンを確認
まず、通貨の選択だがこれは 流動性の高い通貨ペア が良い。よってEUR/USDを選択する。
エントリールールとして、ロンドンフィックスの時間帯で【Wボトム・Wトップ】のチャートパターンを確認する。より具体的に説明すると、Wボトムであれば2番底、Wトップであれば2番天井 を狙う。
この【Wボトム・Wトップ】は5分足、15分足どちらでも良いが「より美しい形を採用する。」
この美しい形というのは、FXチャートを分析する上で非常に大切。汚い形は「人間の心理上」避けるように出来ている。これはFXでも同じである。
※ユーロ米ドル 15分足 エントリーイメージ
損切りと利食いのルール
こういったパターンになると、FXをやっているほとんどの人間は損切りが出来なくなる。
ずっとFXチャートに張り付いて、成行で損切りすればいいと思わずに、必ず逆指値注文を入れておく必要がある。
利食いは、安値とネックライン。高値とネックラインまでの距離と同じレート にする。
ただし、美しい【Wボトム・Wトップ】の場合は、翌日まで保有すべき。そして、東京市場の動きを見て決済する。
※ユーロ米ドル 15分足 決済イメージ
この時間帯に経済指標の発表などがある場合は、ランダムな要因が大きすぎるため、このFX手法は使えない。経済指標の時間帯と内容については常に把握しておくことが大切。
ロンドンフィックスの時間帯に、美しいパターンが形成されていれば、値動きが出やすく同方向に引っ張られやすい傾向がある。「エントリー成功の確率、獲得できるpips数」も大きな期待ができる。
取引回数は、1か月で5回程しかないが、勝率が高く信頼できるFX手法の1つである。