Mトップ・Wボトムは、FXのチャート分析を学ぼうと思った人であれば誰もが最初に知る基礎知識だろう。しかし「基礎知識だから」と言ってあなどってはいけない。
これだけでも勝ち続けているFXトレーダーは、事実存在する。
しかし、Mトップ・Wボトムは、より長期的な時間足で見ると皆が意識しやすい形になるが、デイトレードやスキャルピングで使う場合、分析の仕方が難しい。
あまり短絡的な分析をしていると、そのままトレンドが続行になってしまう。
そのため、15分足や5分足などの短いサイクルで、「Mトップ・Wボトム」を狙う場合は何か目安が必要になってくる。今回はその目安となる、インジケーターを使うFX手法をご紹介したい。
エンベロープFX手法 概要
手法名 | Mトップ・Wボトムの騙しを上手く回避するFX手法 | ||
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開発者 | riki さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード | ||
時間足 | 5分足、15分足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ポンド米ドル | ||
分析手法 | MACD、エンべロープ | ||
その他選択項目 | ハイレバレッジ、逆張り | ||
取引市場 | 欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 2時間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 20回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行、逆指値 |
勝率 | 70% | 損益レシオ | R-1 |
平均利益 | +20pips | 平均損失 | -20pips |
動きがある通貨がおすすめ
まず、FX取引をする通貨ペアだが、これはとにかく動きがあるものが好ましい。よって、ポンドペアが最も効力を発揮する。
ポンド円とポンド米ドルの15分足チャート、または5分足チャートでFX取引を行う。
使うインジケーターは以下になる。
・エンべロープA(9SMA、偏差0.10)
・エンべロープB(9SMA、偏差0.30)
・MACD
(買いポジション)
・エンべロープAまたはエンべロープBの付近でWボトムを形成
・MACD2本のラインが0ラインを超えたところで買いポジションを持つ。
通常のMACDのエントリー方法はクロスだが、このルールではクロスだとタイミングが早過ぎるので、0ラインブレイクまで待った方がいい。
※ポンド円15分足 エントリーイメージ
決済ルールについて
・損切りは直近安値を下抜けたら。
・利確はネックラインを意識する。勢いよく抜けた場合は保有。反発した場合は決済する。あまり大きな利益にこだわらず1つ1つのポジションで利益をとっていく。
損小利大の手法ではないので、どうしても勝率重視になってしまう。
※ポンド円15分足 決済イメージ
ロット数を増やすタイミング
エンぺローブBの標準偏差は0.30に設定していて、このラインに到達することは滅多にない。ただし、エンペローブA標準偏差0.10よりも確率の高いFXトレードが実現できる。
滅多にないだけに分かりやすいWトップやMボトムを造ったら、ロット数を増やしてFX取引したい場面になる。
毎日、必ず取引できるFX手法ではないが、形さえ間違わなければ誰にでも実行できるFX手法だと思うので是非試していただきたい。