「FXの失敗経験」がない人は極めて少ないのではないでしょうか。現在FXのスーパートレーダーとして活躍している方であっても、最初はFXの初心者であり、失敗と改善を繰り返して確固たるトレードスタイルを築いていったはずです。
もちろん最初から類まれない投資センスで勝ち続けている人もいるとは思いますが、そういった人は勝てるトレーダーという少ない括りのなかでも、わずか数パーセントの天才でしょう。
この記事では、誰もが経験していると言っても過言ではない「FXの失敗経験」を多くのトレーダーから学び、FXで成功する為の方法を考えていきたいと思います。
1.楽しい海外旅行の後に見たFXの口座画面は地獄だった
私は、長くFXを行っておりますが、始めたばかりのFX初心者のころは、自分のやり方というものを確立しておらずによく失敗して大きな損失を出してしまうことがありました。
利益は少額で確定させて、逆に損した場合は回復を待ってしまっていると、いつしか簡単には取り返すことができない大きな損失が発生してしまったりするのです。
また、指値を入れておいたからと言ってこまめにチェックを行うこともせず、放置してしまったりすることも危険です。FXにおける一番の失敗体験談は、ある程度FXのトレードに慣れてきた時に起こしてしまいました。
その時の私は、ある程度のプラスとなるレートに指値を置き、あとはその指値にかかるまで長く待つスタイルでトレードを行っていました。その時はたまたま調子がよく、数時間置いておくと指値にささっていたりすることが続いており、少し調子に乗ってしまったのかもしれません。
ポジションを保有したまま海外旅行に
その時、私は、翌日から海外旅行を控えており、出発前にすべてのトレードを引き上げておきたかったため、まだトレードが成立していない注文の指値を普段よりも小勝ちとなるレートに置き、しばらく放置していました。
しかし、なかなか指値にかからず、出発直前になっても注文は残ったままだったのです。しかし、もう少しで指値にかかるところまで来ていたため、私は「おそらく大丈夫だろう。帰国した時には決済注文が約定しているはずだ。」と考えてそのまま出国したのです。
楽しい海外旅行を終えて日本に帰国し、いざFX相場をチェックしてみると、恐ろしいことが起こっていました。わずか1週間程度の間に相場の大暴落が起こっていたのです。
「暴落前に注文が指値に刺さっていたならばなんとかセーフだったのではないか、おそらくそうなっているはずだ」と期待を込めてFXの照会画面を開きました。
すると、アラームがたくさん届いています。”おそるおそる”覗いてみると、それは証拠金不足のアラームでした。ということは、指値には届いておらず、持ったままで大暴落を迎えてしまったのです。
その結果は想像に難くありません。証拠金不足によるロスカット、預けていた証拠金の9割を失うことになり、「数百万の大損失」となってしまったのです。
海外旅行前に、多少損失が出ていたとしても成行注文で損失を確定させて引き払っておけば、ここまでの損失は出しませんでした。その時の、「これくらいなら大丈夫だろう」という根拠のない判断が明暗を分けたのです。これが、大きな失敗体験となってしまいました。
2.日銀がマイナス金利を実施するはずがない。この思い込みが失敗の始まり
かなり前のお話になりますが、FXで大きな損失を出したことがあります。今回はその時の失敗経験をお話させていただきます。
具体的な金額を言いますと「30万円程の損失」を出して相場から撤退をすることになりました。FXで失敗した理由は日本政府の「金融緩和策を甘く見ていた」ところにありました。
当時は「リーマンショック」後で、世界中のどこの国も「金融緩和」を、どこまでするのかということが話題になっていた時でした。アメリカもヨーロッパ諸国も「金融緩和」で自国の通貨を安くしようとしていましたから、それなら日本政府の「金融緩和」策よりも米国の「金融緩和」策の方が大きな効果があるだろうということで、円高に振れることを予想しました。
一時期は予想通りに円高になったのですが、その後の日本政府の金融緩和策はかなり支持されていき、大きく円安になることとなっていきました。いわゆる「黒田バズーカー」の時期です。
時折北朝鮮などのリスクが報じられると円高になることもあるのですが、また政府が大規模金融緩和策を実施してきて、為替を円安に持っていく政策を打ち出していたので、なかなか円高にならないという状況に陥ってしまったのです。
そして、2016年始めの決定。まさか日銀が「マイナス金利」までしてくるとは考えていませんでした。
「マイナス金利」となると、お金を銀行に預けていると金利をもらうどころか手数料的なものを払うようなことになるわけですから、これまでの金融機関の動きとは全くの別物になります。
基本的に私のポジションは、全て円高方向に張っているわけでありますので、日銀の政策によって「30万円の損失」を計上することになったのです。
今後も円高方針は変わらず
2017年の秋以降は、金利が上昇することにはなると思っています。というのも、世界は既に金利を上げていく方向で、景気刺激策は緩和から引き締めの方向に来ていることが分かってきています。
日本はまだその流れには乗っていないようですが、経済はかなり好況になっているようですから、いずれはこのような「マイナス金利」という異常事態も解除されることになると考えます。
となると今のような円安から円高になる可能性はかなり高いと考えられます。「マイナス金利」というのは異常な状況だと思いますから、これからの日本に期待する感じです。
日本はこれから景気が上向くと考えられますが、金利が高くなることでこれを抑制するようなことにもなると思います。
「マイナス金利」という政策はこれまでの歴史の中で一度もなかったことですから、この異常な状況がそう長く続くとは思えません。なので、今後も円高の方針は変わらず前回の失敗に挫けることなくFX投資を続けていきたいと思います。以上。私のFX失敗経験談でした。
3.指標トレードの難しさ。初動のダマシにやられて失敗した!
FXのトレードにおいては、大きな価格変動の局面を迎えるシーンがあります。
その一つが、重要な「経済指標」が発表されるときです。世界中のさまざまなトレーダーがこの指標の発表を待ち構えており、指標からその国の経済状況が上昇しているのか、それとも悪化しているのかを瞬時に判断し、それに応じたトレードを行うため、大きな相場の動きが起こります。
毎月最初の週の金曜日に発表される、アメリカの雇用統計はその最たる例になります。
中でも、機関投資家といわれる大きな金額を動かすことができる会社や組織は、一般のトレーダーには間違いなく不可能な金額を一度に動かすことになりますので、その分FX相場への影響も大きなものとなります。私には、この重要な経済指標の発表に伴うFXの失敗体験があります。
指標の発表から、だいたい10分くらいは相場が落ち着かず、大きな価格変動を繰り返します。
指標発表時の動きには、さまざまなパターンがありますが、最も多いケースは初動で上下に大きく振れ、それがだんだんと小さくなってくることが多いのですが、資金の少ないトレーダーにとって、この初動の大きさが命取りとなることがあります。
資金の少なさと、レバレッジの高さが命取りに
これは私だけでないと思いますが、海外FX口座のハイレバレッジトレードをしていると、大きな価格変動に耐えることができる証拠金を備えていない場合があります。この時の私は、まさにこのような状況で、余裕があるほど口座に資金を投入しておりませんでした。
経済指標に対しては「買いポジションが正解だ」と判断し、その通りに建玉を持っていました。
指標発表の時間を”いまか、いまか”と待ち、リアルタイムニュースを見ながらパソコンの前でその時を待ちます。そして、ついにその時がやってきました。
経済指標は私の予想通り、それどころか予想をはるかに超えてよい結果です。これは大きなプラスが期待できると、FXの取引画面に集中します。しかし、ここで予想を覆す大きな出来事が起こってしまったのです。
経済指標の発表の後は、さまざまな動き方のパターンがあると述べましたが、そのうちの一つに、「初動が最終的に相場の動く方向とは逆に大きく動く」ことがあるのです。
その瞬間的な逆の大きな動きに、私の証拠金が耐えられなくなりました。一瞬でロスカットラインを大きく超えてしまい、本来のロスカットラインを大きく超えたところでのロスカット、という事態になってしまったのです。
その後、相場は大きく反発し、私の予想通りの方向に動いて行ったのですが、その前の初動で私はロスカット済み。大きく反発する相場を眺めていることしかできなかったのです。
このFXトレードの失敗からわかるように、相場の動きは簡単に予想できるものではありません。
今回の失敗から、「大きな変動にも十分に耐えられる証拠金量とレバレッジ」を選択することが重要であると気が付いた次第です。
4.レバレッジを上げると面白い程利益が増えた。しかしそれが失敗につながった
「貯金するだけではお金が増えないよ」と教えられて始めたのがFXでした。
友人から「株よりもFXの方が簡単で始めやすい」と教えられたので、これは良さそうだとチャレンジしてみたのですが、なかなか上手くはいかないもので失敗を経験したことが何度かあります。
FXでの一番の失敗は、金額で言いますと、「240万円の損失」になったときです。
これは、びっくりするくらいの金額ですが、ごく短期間でこれだけの金額を失ってしまいました。コツコツと貯めていた当時の貯金をほとんど失ってしまい、とても落ち込んだ記憶があります。
FXでここまで失敗してしまった原因ですが、実は始めた最初の頃ではなく、ある程度経験を積んできた時だったんです。今考えると、油断が一番悪かったんだと思います。
FXをやっていると、金銭感覚が麻痺してくるんです。最初の頃は安全に取引したいという気持ちが強かったですから、少しの資金であまりレバレッジの倍率を高くしない方法で行っていました。
慎重に行った分、比較的負けにくい取引ができていたものの、投じる資金が少ないのであまり大きな儲けが得られません。そこで資金を徐々に増やしてみました。
すると、資金が少ないときよりも面白いほど1回の儲けが増えます。こんなに増えるのならもっと資金を増やそうと、徐々に気持ちが大きくなっていきました。
FXがゲーム感覚に・・ バブルが弾けてロスカット
当初は勝てる確率が高かったので、レバレッジの倍率を増やして、もっと大きく儲けてやろうと欲が増すようになりました。
もう、1万円や2万円などの利益はとても小さな金額にしか感じられなくなってしまい、まるで投資のゲームをやっているような、ただ数字を操作しているだけの感覚になっていました。この感覚がFXでの失敗の始まりでした。
そんなとき、とある国のバブルが弾けたんです。急激な相場の変動が起こり、証拠金を強制的にロスカットされてしまいました。分散投資などは行っておらず、FX口座に全て投入していたので、あっという間に資金が溶けてしまい、結果的に「240万円」を一気に失ってしまいました。
ものすごいショックでしばらく放心状態に陥り、仕事にも集中できなくなりました。この頃は仕事のミスを連発していましたね。人生まで狂わせてしまう程のFXの失敗だったわけです。
反省点としては、「資金はあくまでも失ってもよい金額に設定する」ことです。誰でも失ってもよい金額などないでしょうが、FXを始めるならば、この点は必ず守ったほうがお金を守ることができます。
後はレバレッジの倍率は低めにすることです。高いレバレッジだとロスカットの確率が高くなりますし、追証に多額の資金が必要になってきます。
名前の通り追証は、「追い込まれている状況」ですので、追証になっている時点で、ほとんどが失敗に終わると認識すべきです。資金を失わないためにも、リスク回避を一番に考えたFX取引が大切だと実感しました。
5.投入した口座資金がマイナスに。FXは借金する可能性があることを知った
私はFXを始めて日が浅い時期に「10万円以上」を一瞬でなくしてしまった、失敗経験があります。
これは10万円をFX口座に入金してなくなったわけではありません。入金したのは「2万円」です。入金額以上の損失をだしてしまうのがFXの世界であることを、身をもって知りました。
株式投資は随分と長いことやっておりますが、最近は株価も低迷しがちな傾向があり、なかなか利益を得ることが難しい状況でした。
以前からFXは外国為替取引だと言うことは知っており、株よりも少額から投資できて24時間投資できる金融商品であることは理解しておりました。しかし、なんとなくリスクが高いと思っていたので、FXの口座を開くには至りませんでした。
しかし友人がFXを副業のビジネスとしてしっかりと利益を上げていることを知り、小額であれば、大きな失敗には繋がらないのではないか?多少損をしても大丈夫であろう。と言う考えのもと入金したのです。
2万円がFX口座に入っているのであれば、損失を出したとしても投資額の範囲だけと考えていました。そして、無謀なことですが、国内FX業者の最大レバレッジである25倍で取引していました。
「窓開け」という恐怖の月曜日
勝ったり負けたりのトントンの成績で推移していましたが、ある日の月曜日に「窓開け」と呼ばれる現象で、金曜日の終値から250pipsの下落から相場が始まりました。
私はこの時ユーロの買いポジションを持っていて、朝起きたときにチャートを見て大変驚いた記憶があります。最初は、「あーあ。資金がなくなってしまったな。」という感想でしかありませんでしたが、FX口座の残高を確認すると何と、マイナスになっているではありませんか。
しかも、10万円以上のマイナスでした。急いでFX業者に問い合わせたところ、
”FX取引では急激な相場変動があった場合は、ロスカットが作動しないことがあります。今回のユーロ円の下落においても、ロスカットは作動されませんでしたので、約定したレートを変更することはできません。よって、マイナスになっている分は、お客様にお支払いいただく必要があります。”
との回答でした。しかも、ご丁寧に「この事項はすべて約款に書いてございます。」とのこと。「キィィー憎たらしいぃー」と思っても後の祭りです。この話を聞いて目の前が真っ白になりました。最悪失っても2万円と思っていたのが、更にその金額の5倍以上を失うことになるとは。
私がこのFXにおける失敗から学んだことは、金曜日にポジションを持っている場合は、その日のうちに決済をしてしまうということ、そして「これくらいの資金ならば失ってもいいか。」という安易な気持ちでFX投資を行ってはいけないとういことです。
FXはレバレッジを利用して投資金額以上の資金を動かすことができるものです。FXが上手な人にとっては実に便利な仕組みですが、逆に下手な人にしてみれば、大きな損をしてしまい借金を抱えてしまうというリスクもある「諸刃の剣」であることが、今回の失敗で身に染みてわかりました。
6.上昇トレンドに慣れすぎて下落トレンドはもう来ないと真剣に思っていた故の失敗
FXは高金利通貨の「スワップポイント」の高さにひかれて始めました。当時はかなり円安が進んでおり、外貨との金利差が高く、クロス円のロングポジションを保有しているだけで、毎日大きな「スワップポイント」を得ることができたのです。
しかも、円安トレンド自体がかなり強いこともあり、為替差益で利益を出すことも比較的簡単でした。一時的にレートが押し目を作った時に、買いポジションを構築して保有していれば、大きなスワップポイントがつく上、すぐにレートが戻るため、FX初心者でも簡単に儲けることができたのです。
この時期は買いポジションの「ナンピン」だけでも、億トレーダーが誕生していたと思います。
私の場合も、1日に付く「スワップポイント」の高さにつられて、保有するポジションの量はどんどんと増えていきました。
ただ、レートが逆方向に急変したときでも、すぐに証拠金不足でポジションが強制決済されることがないよう、一応は、レートが数%程度変動しても耐えられる程度に、証拠金に余裕をとっていました。
しかし、FXの世界では、1年間でレートが10%程度変動することはそう珍しいものではありません。また、世界的な金融不安が発生すれば、1日で10%も変動することもあります。
FX初心者であった当時はそのような変動が発生するとは夢にも思わず、レートが逆に振れても、せいぜい数%程度の変動だろうと思い込んでいたのが、大損失を引き起こす大きな要因となりました。
リーマンショック後の大相場、1日で資金を失う
「リーマンショック」直前に、豪ドルやNZドル、南アフリカランドなどの高金利通貨のロングポジションを多く保有していたのですが、これらの高金利通貨は、「リーマンショック発生で軒並み下落、豪ドルなどは、1豪ドル=80円台だったものが、一気に50円台まで急落。
一夜にして証拠金不足となり、これらのロングポジションは一瞬で強制決済されてしまうことになりました。その損失額は「200万円以上」です。
この“大失敗”の一番の原因は、長いこと上昇トレンドに慣れきってしまっていたために、為替レートが下落方向に変動しても一時的で、その変動幅もたいしたことはないだろうと思い込んでいたことです。下落トレンドはもうこないのでは?なんて間違ったことを真剣に考えていました。
FXでこのような失敗をしないために、為替レートはいつ、「何が要因で大きく変動するかわからない」という考えを常に持っておくことが大切だと強く認識しています。
また、ポジションを構築したら、想定とは反対方向にレートが変動したときにでも、不測のレート変動で大損失を被ることを避けるため、常に損切りの注文を入れておくことが重要です。さらに、片方のポジションばかり構築するという、偏った取引も禁物です。
7.10年間利益を生んだ“成功手法”も結局は“失敗手法”に変わる
FXは株式投資に比べると難しいというのが個人的な意見です。現在は「ファンダメンタルズ」を意識しつつテクニカル分析FXトレードをしています。
当初はドル円の順張りでFX取引をしていましたが、なかなか利益が上がりませんでした。
やり方としては、1分足や5分足チャートを見て、5万通貨で2pips~3pipsを細かく抜いていくスキャルピングという手法です。慣れてくるとある程度稼げるのですが思わぬ急落で大損害を被ることもあり、確実な取引手法ではありませんでした。
短期で売買を繰り返すスキャルピング手法は、思わぬ急落や急上昇に弱いため独自のリスク管理を次のようにしていました。
・取引の1回目~3回目は1万通貨
・4回目は2万通貨
・5回目は3万通貨
このように、取引毎の投入額を変えて損切りにあったら振り出しの1万通貨から始めるという方法でリスク管理をしました。リスクは少ないと思いますが、大きく利益は得られないのが残念なところです。
この方法での成績はトータルで、2016年は12万円の損失でした。様々なトレードスタイルがあるなかでも、やはりスキャルピングは感情が左右される手法であり、かなり難しいと感じております。
1000年に1度の金融危機は乗り越えたが・・
スキャルピングのFX手法の他に行っているのが豪ドル円の投資です。豪ドル円は「スワップポイント」も多いので、必ず買いで入ります。85円近辺からの買い下がりで逆張り手法です。
具体的な方法は、25pips間隔で1万通貨ずつ買い、上がったら50pipsごとに決済します。
豪ドル円をロングで入った場合、最低限毎日「スワップポイント」がつくので気長な投資法です。
思惑通りに切り返して上がってきて、決済出来たらまた同じ買値で指値注文と決済注文を出しておきます。建玉管理はしっかりとして歯抜けにならないように注意しました。実は10年以上この方法で利益を生みだしてきました。2008年の金融危機、「リーマンショック」の時は証拠金を厚めに入れてなんとか耐えきりました。
1000年に1度の金融危機で生き残ったんだったら、今後も大丈夫だ。なんて感じていたわけですが、失敗談はここからで・・イギリスのEU残留にかかる国民投票の時には大損害を受けてしまいました。
この時は私の油断が招いた失敗でした。急激な下落が瞬時に起きて証拠金が足りなくなり強制的にロスカット。12万通貨の建玉が瞬時に決済され「130万円程の損失」となったのです。
予想を超える下落に唖然となりましたが、今考えるとこの失敗は良い勉強になったと思います。イベントの時は建玉を減らしたり注文を取り消しておいたり、何よりも証拠金を多く手当てしておくことが大切だと痛感しました。
普段コツコツ利益を積み重ねていても、それを吐き出すリスクがFXにはあることを肝に銘じなくてはならないと、今でも繰り返し反省しています。同じ失敗はしてはいけないですよね。
10年間儲かってきた実績はありますので、限りなく資金があればこのFX手法は「負けない手法」になるかと思いますが、資金管理の徹底ができなければいつかは証拠金を失ってしまいます。皆さんも証拠金不足による強制ロスカットには気をつけて頂きたいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。投資家の数だけ失敗のパターンが存在しています。これはあたりまえのことですが、皆、FXで失敗しようと思って失敗をしたわけではないということです。
「お金を増やそう」と思ってFXを始めたのにも関わらず、気が付いたらいつの間にかお金が無くなっている状況に陥ります。
「7つのFX失敗談」を読んで感じる共通点は例外なく「根拠のない思い込みや、根拠のない売買」を行っていることです。そして強制ロスカットされるくらい「無謀な資金管理」も大きな敗因の1つです。
FXの世界では投資家の1年後の生存率が10%を切っていると言われております。おそらく相場から退場してしまう90%の投資家は、この7つの事例と似たようなトレードを行い失敗していることでしょう。
「運任せのトレード」や「何となくの根拠が乏しいトレード」では、勝ち組10%のなかに入ることは永遠にできません。ではどうすればよいのか。答えは簡単です。
「明確な根拠がある売買を繰り返し、絶対に退場することのない資金管理を行う」 そうです。今回紹介したFXの失敗談と真逆のことをやれば、やがて結果はでてきます。
ただし、明確な根拠のある売買を行うためには、トレードルールが必須となります。自分のトレードルールを作るために重要となるのが、「自分の行動パターンをこと細かく記録」することです。
どんな時に、どんな感情でポジションを建てたのか、何故決済をしようと思ったのか?決済をした時どう思ったのか。これだけではありません。曜日、時間、通貨など、”こと細かく”記録して、検証・分析をすることで、トレードスキルを磨き上げることができるのです。
裏を返せば、FXの検証を行わなければ、根拠のある売買などできないということです。これは、確かに面倒な作業です。できることなら苦労はしたくない。ただFXで勝てるようになる為には避けては通れない道です。ショートカットはできません。
今回の「FXの失敗談からわかる、FXで成功する方法」、それは「地道なFXの検証作業」になります。全く面白味のない回答になりますが、これが私が考えるFXで成功する方法になります。
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