黒田バズーカ

日本銀行」による「量的緩和」のことを指して「黒田バズーカ」と呼びます。
2013年4月からスタートし、日銀総裁の「黒田東彦氏」の名前とその規模の大きさが語源となります。

黒田バズーカーの概要

バズーカーの意味は、この緩和を始めたときに黒田氏が記者会見で「異次元規模の緩和」と説明したことに対してマスコミはそのまま「異次元緩和」と表現をしました。この緩和によって加速度的に円安と株高が進行している現象からバズーカ砲のように上昇をするという意味から付けられています。
この緩和がなぜ、異次元の緩和かといえば2年間で約140兆円の緩和を行うことにあります。
先行して始まったアメリカの「QE量的緩和」では「GDP」に対してたったの5パーセント程度であったのに対して、日本の緩和は20パーセント行うことから史上まれにみる緩和規模ということから黒田総裁は異次元の緩和であると説明したものと思われます。

異次元緩和の追加について

これまで2度の黒田バズーカーが行われてきました。よく、的外れの解説で日銀による3度目の追加緩和があるかもしれないという報道があります。しかし、個人的にはこれらの大部分は間違いであるケースが多いと思っています。(2015/7月現在では)
まず、日銀の追加緩和が行われる絶対条件は「消費者物価指数」が前年比マイナスであることになります。これは、会見で必ず総裁が物価上昇について触れるようにこの緩和がデフレ脱却が最大の目的になるからです。
2014年10月に行われた緩和は実際に「消費者物価指数」はマイナスであったので追加の緩和が行われたのです。翌年の「ECB」の量的緩和の開始もヨーロッパの物価上昇がマイナスで結果になります。
ですから、今の日本経済の状態は物価上昇はプラスになりますので、追加緩和などありえないのに追加緩和期待の報道が絶えないことに、何もわかっていない人が声高に叫んでいるだけという思いが強くなります。
ただし、この「消費者物価指数」の実態値には本当に正確性があるか否かの議論を含んで、そういう緩和期待論とは一緒にはしないほうが賢明になると思います。

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