本日は「ポンド円」の分析をしていきます。
9/24の記事(ポンド円は今年最高値にストップを設置し売っていきたい場面)では、ある程度長い時間保有するのであれば「月足・週足」では売り目線で臨みたいといった趣旨の記事を書きました。
大きな流れでの戦略に変更はありませんが、本日はもう少し短いローソク足を使って詳細な分析をしていきたいと思います。
週足チャート
まず、9/24にUPした「週足チャート」をご覧下さい。
2番天井で※1の切り下げ陰線をきっかけにして下落が始まりました。そして強い反発後、ある程度落ち着いたところで「十字線」を切り下げる陰線が出現するかどうか?が今後の相場を占う上で重要になりそうだとお話ししました。
そして、現在(10/7)の週足チャートが下記になります。
十字線を切り下げた後に、直近安値まで下落しているのが分かるかと思います。そして、今週の相場では一定の戻しが入っていて相場は上昇に転じています。
こうなると、素直に「戻り売り」といきたいところですが・・先週と今週の「ローソク足の形」では「戻り売り」に適した形とは言えなくなってきているのです。
その理由は週足の下位足である「日足」を見ると明らかです。
日足チャート
チャートを日足に移して現在の相場状況を確認してみましょう。
文章で説明するよりもチャートを見れば一発であるキーワードが出てくるかと思います。
いかがでしょうか。誰がどう見ても「ダブルボトム」を形成しようとしているな。。とお分かりになるでしょう。週足で理想的な「切り下げ陰線」を出しながらも、直近安値「180.38円」をブレイク出来なかったことで「疑いの目」を向けなければならなくなったということです。
しかも、あまりにも綺麗な日足ダブルボトムを形成してしまったんですよね。
こうなると先週まで「がんがんいこうぜ!」と強気だったショート勢は、徐々に手仕舞いを始めます。「ショート勢」の決済注文と、日足ダブルボトムを見てシンプルな戦略を立てる「ロング勢」のまとまった買い注文が入ることで相場は上昇に転じていくのです。
私自身「185円~186円」の間で長期ショート保有ポジションを1つ仕込む予定でしたが、現在の週足戦略としてはしばらく様子をみたいと考えております。
逆に、現在の相場状況として短い時間足では「買い」が優勢です。
4時間足チャートで分析をし、本日私がエントリーした「具体的」なポイントを紹介していきます。
4時間足チャート
まず、9/17高値からの下落トレンドラインブレイクを確認します。
3回底を打った後に下落トレンドラインを抜けていますので、相場転換を予測できる形です。
その後「183.06円」のネックラインをブレイクした後の「押し目買い」を狙っていく戦略を立てます。
そして、このネックラインをしっかりとした陽線でブレイクしたのが本日の午前中です。ここで買いのポイントを定める事になります。まず第一ターゲットとなるのが「183.06円」です。
ネックラインは、ブレイク後重要なサポートに変わりますので、ここは必ず意識したいところです。
ただし、ここでは買いません。「1点」では、どうも根拠が弱い。もっと、他に「買いが集まりそうなレートはないか?」と考えるのです。
ラインを引きまくれば、過去に何度も意識されているポイントが見つかるはずです。
それが今回のチャートでいえば「182.50円」付近になります。先週の相場において、何度も反応を示しており更に9/2の相場においても強いサポートになっていますので確実に買っていきたい場面です。
あとがき
今回のように「182.50円」付近まで落ちてくれる事もありますし、別の相場ではネックラインである、「183.06円」で反発して急上昇することもあります。それが相場というものです。
そうなってしまえば「待ち過ぎた」「183.06円でシンプルに買えば良かった」と思ってしまうのが人間の当たり前の感情です。相場はイキモノですので寧ろ「綺麗な形」におさまる方が少ないのです。
確率が高い方法を選択しながら、(←これは十分な検証が必要ですが)自分の思い通りにならなかった時、どうしても邪念が入ってしまいます。
この邪念に惑わされず「次のエントリー」で正しい行動がとれるかで、投資成績は大きく変わってきます。1回1回の取引に感情が左右されることなくトレードしていくことが重要です。
(この記事を書いた人:TOMOZO 手法はこちら ⇒ 著者TOMOZOの手法 )
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