3月15日は様々なイベントが重なって大変なことになるのではないかという事前情報が一部のメディアでまことしやかに流れましたが、結果からいいますと「FOMC」の利上げの発表でドル円が大きく売られ、ユーロドルが買われたこと以外には、ほとんど他の材料に反応が薄く、無事に暮れて行くこととなったようです。
FOMCでは結局事実売りで終了
事前にしっかり利上げが織り込まれてしまった「FOMC」は典型的な事実売りの動きとなり「ハト派」発言の「イエレン」会見もあってか、躊躇無く「投機筋」が手持ちのドル円を投げる動きにでたことから、直前の相場から1円以上下落した113円台是前半での動きへと下向きに相場がシフトダウンした状態が続いています。
オランダの選挙結果もほとんど影響なし
「オランダの総選挙」も心配されましたが、結局右派の自由党は大きな動きに結びつけることはできず、敗北宣言も出たことからほとんど材料視さらないまま東京タイムへと移行しています。
米国の予算教書にもほとんど反応薄
トランプ大統領は予定通り議会で2018年度の予算教書を発表していますが、対外援助や環境保護の関連予算が大幅に削減され、一方で国防予算が大幅増になることが示されたものの詳細が開示されているわけではなく、概ねトランプ発言がそのまま織り込まれているだけであることから意外感はなく、金融市場はほとんどこれに反応していない状況です。
米国の債務上限問題
米国の債務上限問題も大方の事前予想どおり決定的な事態には至らず事なきを得たまま推移しています。市場ではほとんど話題にもなっていない状況です。
日銀の政策決定会合は当然無風
本日はすっかり忘れている方も多いことと思いますが、「日銀の政策決定会合」があったもののまったくの無風で発表直後に「アルゴリズム」の仕業かちょっと売られる形にはなりましたが、その後はすっかりドル円も元のレベルに戻る動きとなっています。