読み込み中...毎日様々なネタをこのコラムではご提供しているつもりですが、実際の相場を見ますと足元の状況は驚くほど動かない状態が長く、儲けを出すのがかなり難しくなってきています。
ここでもお伝えした通りFRBはQEという言葉を使わずにいわゆるPOMOという形で資産買入をする意向を口にし始めていますから、ここからの米株市場は下がらないままレンジで年末まで動いていく可能性が極めて高くなりそうで、下がらないということは上がらないことを示唆しており、まったく面白くない相場状況が延々と続くリスクがかなり高まりを見せています。
当然為替の方もそれと連動する危険性が高く、ひょっとするともうドル円は今年の年初来安値と年初来高値をつけてしまい、年間10円も動かないどうしようもない相場で終わることも考えておかなくてはならない状況になりつつあります。
こうなるとポンドをはじめとして他の通貨ペアに逃げて売買するしか利益を上げる方法がなくなりそうですが、10月に入ってから比較的うまく回る方法をご紹介しておきたいと思います。
アルゴの反対を行くドル円の高値売り～底値買い手法
ここのところニュースのヘッドライン連動のアルゴリズムの動きが目に余るものがあるというコラムをご紹介していますが、さんざん考えた上にここのところ行っているのが完全な楽観報道逆張りトレードです。
トランプ発言でも中国要人発言でもなぜか非常に友好的な交渉を期待させるような耳障りな報道が必ずでるわけですが、実際にはそれとまったく似ても似つかぬ結果の報道が飛び出しては相場は期待だけで勝手に大きく上げて、そのあと驚くほど下げるという繰り返しを行っています。
これを逆手にとって完全な逆張りを行うという方法がここ10日余りかなりうまくワークしています。
■ドル円5分足
9日の晩から10日朝も全くこのスキームがワークしており、昨晩107.600円前後で売ったポジションが今朝の早朝に米中交渉がうまくいかずに中国の代表団が10日中にも帰国するという悲観報道をうけてあっさり50銭近く下落するという動きになっています。
こういう動きをあらかじめ想定して上値で10万通貨から20万通貨位をひと固まりにしながらいくつか売りを仕込んでおきますと10万通貨で10銭動けば1万円ですから50銭なら5万円、20万通貨なら10万円が転がり込んでくるという動きになります。
もちろん最初から100万通貨セットしておけばさらに爆益になるわけですが、さすがにいつ下落するかわかりませんのであまり欲張るのは危険です。
また下落した後のプライスアクショントレードにも妙味がでることになります。この手の報道は香港の暴動などと違って時系列的に新しいネタが出てきませんから、暴落した後は必ず値が戻しますし、逆に観測報道で噴いた後も必ず値を戻すことになるのです。
ここでも10万通貨単位でプライスアクショントレードをしますと10銭で1万円程度ですから上げ下げを10回から20回程度に分散してまるでナンピンをやっているかのようにトレードしますと、この相場暴落暴騰の短い最中に簡単に10万円から30万円、うまくいけばたった10分程度で50万円程度の利益を出すことも可能になるのです。
ドル円100万通貨といっても400万円を超える証拠金が必要だから簡単には真似できないと思われる方も多いと思いますが、こういうときに大きな能力を発揮するのが海外の888倍や1000倍のFXです。
たとえば888倍ならばドル円107円程度で10万通貨でも1万2000円強が証拠金のコストですから50万から100万円ぐらいの証拠金を投入しておけば100万通貨というかなり莫大な金額投入で相当相場が振れても安全にトレードが可能になります。
こうしたやり方は最初からポジションを仕込んでおかなくても暴落時、もしくは暴騰時に相場の前にいれば必ずご相伴にあずかることができるのが最近の状況です。
あまり多くの金額を想定してトレードするのはかなり危険ですが、1日10万円程度を目標にしていればそれほどトレード技量がなくても楽に利益を出すことができるのです。
怖いと思うのならば1万通貨単位からはじめてみても1日に1万円ぐらい稼ぐのは相当楽に実現できます。足元の相場は張り付いて長い時間トレードしてもいいことは何もありません。
こうしたポイント型のトレードを真剣に考えてみることが必要になってきているのではないでしょうか。おかげ様で私の10月トレードはかなりこれに助けられています。
（この記事を書いた人：今市太郎）
