読み込み中...
S&P500種とは、アメリカの証券取引所に上場している株式の株価をもとに計算される株価指数です。
スタンダード・プアーズ社が発表していることと、採用銘柄数が500種であることから、S&P500種と呼ばれています。
新興市場NASDAQの株価も含む
S&P500種は、ニューヨーク証券取引所に上場している銘柄のみならず、新興企業が多く上場しているNASDAQ市場の銘柄も含んでいます。また、アメリカン証券取引所の銘柄にも、S&P500種を構成する銘柄があります。
したがって、東京証券取引所第1部の銘柄のみで構成されている日経平均株価と比べると、アメリカの株式市場全体の動向をとらえやすくなっています。
ただし、全体の動向をとらえやすいものの、ニューヨーク市場の上昇が、NASDAQ市場の下落によって打ち消されていることもあるので、個別銘柄への投資を行う場合には、S&P500種指数の変動の中身を分析する必要があります。
日経平均株価が、特定の数銘柄の値動きによって大きく左右されることがあるのと同じです。
S&P500種に連動する投資信託も豊富
S&P500種は、世界のさまざまな株価指数の中でも、最も注目度の高いものの1つです。
したがって、S&P500種の動きに合わせて価格が上昇・下落する投資商品への需要も旺盛です。こうした需要を満たすために、世界各国で、S&’P500種の動きに連動するさまざまな投資信託が設定されています。
S&P500種に連動する投資信託の中には、株式と同様に取引できるETF（上場投資信託）も含まれています。
アメリカ国内の投資家のみならず、日本をはじめとする世界各国の投資家が、S&P500種に投資することができます。
