世界銀行とは、主に発展途上国や民間企業に対して融資を行う国際的な金融機関のことをいいます。
この期間は、第二次世界大戦後の1945年に設立され、現在では185カ国が加盟しています。
別の呼び名で、通常世銀などとも呼ばれていますが、この銀行は途上国を対象として低利貸し付けやむしり融資、贈与などを提供しています。
実は戦後の日本もこの世銀の御世話になった経緯があります。
日本は戦後連合国の占領下にあった時に、世銀の加盟国になりたいと意思表示をし、占領下にある国が条約の加盟国になれるかどうかの法律的な議論が、世銀内で活発に行われた時期がありました。
その後、正式に加盟が認められ、1953年の最初の借り入れから66年の最後の借款供与まで借款件数は311件におよび、約款合計額は約9億ドルに達しています。
現在の金額で言えばたいした数字ではないように見えますが、経済成長には大いに役立つ機能であるといえます。ちなみに関西電力や中部電力などの設備投資にも、世銀の資金が使われている状況です。
近年では途上国の開発スピードも速くなり、資金も様々なところから調達できるようになっていますが、依然として大きな役割を果たしているのが世界銀行の融資となっているのです。