サミットとは、先進諸国の首脳が集まって行われる会談です。サミットは基本的に年1回開催され、国際的な問題などについて議論が交わされます。
8か国あるいは7か国で開催
サミットに参加する先進諸国としては、アメリカ・フランス・イギリス・ドイツ・日本・カナダ・イタリアの7か国が挙げられます。これらの7か国はG7と呼ばれることがあります。G7にロシアを加えたG8でサミットが開催されていた時期もありましたが、ウクライナ問題などが原因で、ロシアはサミット参加国から除外されました。
国際的に影響力のある主要国で国際問題について議論することには、一定の意義があると考えられます。しかし、中国をはじめとする新興国が急成長を遂げる中、一部の先進国だけで議論をすることは不適切だという考えも表れています。そのため、サミットとは別にG7やG8よりも構成国の多いG20などによる会談も実施されています。
2016年サミットは日本で開催
サミットの開催地は特定の国に決まっているわけではなく、各国が持ち回りで開催します。日本では、北海道の洞爺湖周辺で洞爺湖サミットを開催した実績があります。また、2016年のサミットは三重県で開催される伊勢志摩サミットです。
サミットの開催地ではホテル需要が増加するほか、世界各国からの注目が集まりやすくなります。したがって、サミット開催地には多くの地方自治体が名乗りを上げます。警備のしやすさや海外首脳の好みなど、さまざまな要因を考慮したうえで、サミットの開催都市が決定されます。
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