PIMCOは生命保険会社の債券運用会社として3名で発足した投資顧問会社になります。1971年創業になります。
運用額は180兆円
これは世界最大規模の運用額といっても過言ではなく、この結果に関して考察されるのは極めて優秀なファンドであるということになります。
また、2000年から2009年までの10年間の優秀ファンドマネージャー賞も受賞をしており長期投資に関しては秀逸なものがあります。
そのほか、これまでに年間の優秀ファンドマネージャー賞を三回受賞しており、今までのファンド業界にはなかったことと称賛を浴びています。
PIMCOの運用は債券
PIMCOは、もともと、生命保険会社の債券運用部門が独立しましたので、債券トレードが主戦場になります。
もちろん、1971年に創業してこれまで陽の目を見なかった時代背景があり、これはやはりアメリカの成長が昔ほどでないこと、また先進国の金利が高かったことが要因と考らえれます。
債券は株式市場が活性化しているときは陽の目をみない市場であり、2000年にタイガーファンドが閉鎖をしたのはやはり株式市場や商品市場の活況が終わったこと、そしてPIMCOが伸びた2000年以降は債券市場のバブル、とくにアメリカ市場のバブルが起こったことも要因と考えられます。
最近は共同創業者が退社
最近は運用利回りの考え方を巡って退社した創業者もおり、内紛が伝えられています。
リーマンショック以降は、基本的にはリスク回避思考の考えから債券市場に投資家は集合しましたが、今後は経済成長に伴い、株式市場へと投資家が回帰をしていくと考えられます。
債券運用は安定志向の投資家が多いのが常識になりますが、その逆行のなかPIMCOがどう活躍していくのかは注目の的になります。