OECDとは Organisation for Economic Co-operation and Developmentの略で、日本語で言いますと「経済開発協力機構」のことです。本部はフランスのパリにおかれています。
現在の事務総長はメキシコ人の「アンヘル・グリア氏」が務めております。
OECD設立の経緯
OECDの設立の経緯は、第二次世界大戦後、欧州復興のために設立された欧州経済協力機構になります。これは、アメリカの財務長官マーシャルの提唱によって行われたので別名「マーシャルプラン」とも言われます。
欧州の戦後復興が確かになったものから、その後、経済開発機構に衣替えをしました。
現在では、世界34カ国がこのOECDに参加をしています。日本の加盟は戦後から19年が経過した「1964年」になります。
OECDの目的
大きく分けて3つがあります。
①経済成長
②自由貿易の拡大
③途上国支援を、意見交換、情報交換を通じて世界経済に貢献
これが、OECDの目的になります。
現在のOECD
私たちに一番身近なOECDの活動はODA、政府開発援助になります。このODAはOECDが企画立案をし、それにそって日本政府は途上国援助をしています。
また、各種の統計、農業、公害、投資、科学技術等、さまざまな分野で研究、論文発表を行っており、経済指標の中にはOECDがまとめた調査報告等が多岐にわたって報告をされています。
最近の中国の暴走は、中国が途上国から先進国入りされたことによってODA等の資金援助が無くなったことも一因に挙げられます。
そのことで中国は資金難に陥り、AIIB設立やシルクロード構想など内憂外患の状態になっていることが暴走の原因になっているのではないかと個人的には思います。