最近FX業者の投資家からの発注に対するカバー方法が注目を浴びるようになっています。
これまでは投資家が発注した注文がその後どのように扱われてFX業者の中で処理されてきたのかは詳らかにはならなかったのですが、最近NDD方式というものが明確に多くの業者から打ち出されることにより、FX業者の発注のカバー方法というものがクローズアップされるようになってきたのです。
これまで国内の多くのFX業者は社内にディーリングデスクを置き、投資家からの発注をすべてカバー先に出すのではなく、バルクで扱って利益を確保するDD方式と呼ばれる方法を主な売買方法にしてきました。
もちろん相対方式での取引ですから業者が提示してきた金額で売買ができればその後の業者の動きがどうなってもあまり関係のないこととして扱われてきましたが、最近のNDD方式では業者が投資家と利益相反するような反対売買は一切行わず、インターバンクから提示されるもっとも安いスプレッドにマージンを載せて売買する方法に変わってきたことから俄かに注目されるようになってきたのです。
特に特定業者はこうしたスプレッドからマージンを外だしにすることでインターバンクからのスプレッドをすべて開示するようになり、より透明性が保たれるようになったことから、FX業者がNDD方式を選択しているのかどうかが個人投資家からも大変関心をもたれるようになってきたのです。
ちなみに害外の場合FX業者のすでに8割以上がこのNDD方式をとっており、社内的に調整をはかるという業務をやらなくなっているということを考えても、NDD方式のほうが透明性が高いといえるのです。
またNDD方式のほうが約定力が高いという評価もあり、個人投資家のNDD方式採用業者の選択志向がたかまりつつあることを示唆しているといえるのです。