クリスマス休暇とは、クリスマスイブにあたる12月24日ごろから、翌年の1月01日ごろまでの休暇をさします。
国によって、クリスマス休暇の期間は多少前後します。また、日本のように、クリスマス休暇が存在しない国もあります。
クリスマス休暇中は取引が少ない
クリスマス休暇中は、証券会社などが休業しているケースが多いです。そのため、為替をはじめとする市場では、参加しているプレーヤー数が少なくなり、取引が低調となる傾向があります。
市場が低調となると、ロスカットを発動させながら利益を得る「ロスカット狩り」をはじめとした、相場を大きく動かして利益を得ようとする取引が出てきそうだと考えられます。
しかし、こうした取引は、売りたいときに買う相手がいないなどの場合には成立しません。
クリスマス休暇中は、大きな口数での取引が成立しづらい状況になるため、ロスカット狩りのような取引はかえって行われにくいです。
クリスマス休暇前に取引が活発に
クリスマス休暇中に取引が少なくなるのに対して、クリスマス休暇前には、駆け込み需要のようなイメージの取引が多くなります。年内に何とかして利益を上げたいという思惑が働くと考えられます。
また、取引が活発になることを知っている個人投資家が取引に参加しやすくなるなどの波及効果によって、さらに取引が活発になることもあります。
このように、クリスマス休暇前と休暇中では、相場の状況が大きく異なります。のんびりした取引がしたい場合は、取引量が少ない休暇中の期間を活用することができます。