経済成長率は基本的に「GDP」の数字を利用していきます。当年のGDPから前年のGDPを引き、その数字を前年のGDPで割って100をかけたものが具体的な成長率ということになります。
先進各国はどこも成熟化が進み人口も抑制されているため、なかなか大きな経済成長率を実現することはできませんが、新興国は短期間に大きなGDPの伸びを示すことができることからかなりしっかりとした成長がはかられることになります。
2013年の経済成長率をベスト5で見ていきますと、南スーダンが1位で24.4%となり前年比はなんと187%の伸びとなっています。
また2位はシェらレオネで16.32%、3位がパラグアイで13%、4位がモンゴルで11.74%、5位がキルギスで10.53%という順番になっています。
全体を見通してみますと南米やアフリカなどの新興国の伸びが高いのが顕著になっています。20世紀は北半球の2割の先進国が世界のGDPの8割近くを稼ぐ時代が続きましたが、今やGDPは人口に比例して大きくなる時代を迎えているため新興国でも大きな人口を占める国がより大きなGDPを確保する時代となってきています。
ただこの経済成長率に関しては必ずしも規模は関係しないことがこうした結果を見てみると非常によくわかります。またヨーロッパ圏の小国も大きく伸びているところが多いのが特徴的な状況となっています。