最近ではジェフリーガントラックが「債券王」という名前を戴冠しているようです。
ジェフリーガントラックは資産運用会社トラスト・カンパニー・オブ・ザ・ウエスト、略してTCWで24年間エースとして雇用をされてきました。そしてTCWを覇権争いによって解雇されたのをきっかけに自身の会社、ダブルラインを立ち上げました。
ガントラックが有名になったきっかけ
ダブルラインは好調な業績を続けていました。
そこに、ピムコを退社したピムコの共同設立者、ビル・グロースがガントラックとの会談を希望し、それが実現をしたことによってガントラックは投資の世界で一躍有名人になりました。
参考までに、ピムコとは、パシフィック・インベスト・マネジメント・コーポレーションの略でPIMCOになります。ピムコは世界有数の債券運用大手で債権運用ファンドでは常に安定的な運用実績を出す投資運用会社になります。
その共同創業者がガントラックと会談を希望したのは投資の世界で驚かれたのです。しかし、その会談は結局物別れに終わりました。
ガントラックに関しての見解
彼のコメントの一部を読んでみるとファンダメンタルズ分析には忠実に従っているように思えます。
たとえば、年内のアメリカの利上げはない、と断定しているところなどは、日本人にとってはかなり衝撃的な内容ですが、海外の事情をよく知っている者にとってはなんら驚く事実ではありません。
ほとんど、日本では報道はされませんが「FRB」の会見や「イエレン議長」の話をきちんと聞いているとむしろ年内にできるかどうかは、微妙という立場をとっていることが鮮明にわかります。
しかし、日本の報道は、今年4月に「イエレン議長」が利上げをやるつもりもないのに、利上げすると一部大手の経済紙が報道したために世論が間違った方向に進んでいます。
そこにガントラックが年内「FRB」は利上げをしないだろうと、コメントすればどうなるかはみなさんのご想像の通りです。