一目均衡表は、「いちもくきんこうひょう」と読みます。一目均衡表は、チャートを分析して利益を狙う際に利用されます。
相場が均衡から離れるタイミングをチャンスととらえる
一目均衡表では、相場が均衡していると考えられる範囲を一目で理解することができます。そして、チャートが均衡範囲から外に離れれば、離れる方向への動きが強まると予想した取引を行うのに活用されます。
チャート分析の手法はさまざまありますが、一目均衡表を用いた分析は、初心者であってもスムーズに理解しやすいと考えられます。したがって、FX取引を始める際には、一目均衡表の活用を検討することができます。
また、経験豊富なトレーダーも、わかりやすさを好んで一目均衡表を積極的に活用することがあります。
時間設定が重要
一目均衡表を作成するにあたっては、時間設定が重要となります。例えば、一定期間のレートの平均値を示す移動平均線を引く際には、何日の移動平均線を用いるかによって、相場が均衡していると判断する範囲が変わります。
自ら何日の移動平均を利用するかを判断して取引することもできますが、相場がトレーダーの心理によって変動することがあることから、ある程度多くの投資家が活用している移動平均の設定日数を把握しておくことが望ましいといえます。
比較的多くのトレーダーが活用している移動平均の期間としては、9日や26日などが挙げられます。
一目均衡表を利用したトレードをしたい場合は、9日や26日といった期間をもとに均衡しているといえるレートの範囲を決定することができます。