デモンストレーション・トレードの略になります。要するにトレード、取引をする前に仮想の通貨を使って取引をすることをデモトレードといいます。
デモトレードの必要性?
よく、ちょっと長く相場をやっている経験者が、初心者に向かって「最初はデモトレードをやったほうがいいよ。」という話をよく聞きます。しかし、私はそのことに非常に疑問を持ちます。
なぜなら、デモトレードに何の意味があるのかがわからない、というよりも理解できないというのが第一義にあるからです。
もちろんその初心者が相場をやったことがなく、注文の方法もよくわからないのであればやったほうがいいと思います。
たとえば、指値と成行の違いがわからない、また、逆指値の意味がなかなか頭の中で理解は出来ても実際に注文するときに考えてしまう、IFOの意味がわからない、というのは初心者を超えてまだやってはいけない段階の方になりますのでデモトレードをやったほうが当然いいです。
しかし、注文や値洗いの方法、追加証拠金制度、資金の過不足、見合い率などがわかっている人がいくらやっても無駄です。なぜなら、デモトレードにはプレッシャーがゼロだからです。
よく命の次に大事なのはお金と言いますが、個人的には命の次に大切なのはお金ではないような気もしますが、命から二番目に大切なお金がなくなる恐怖を感じない取引でいくらいい成績を残しても何の練習にもなりません。
そのお金を失う恐怖をどうやって自分で克服をしていくのか、それを乗り越えるのが相場力を上げる胆力になります。誰でもお金は失いたくはないというのは当たり前だと思います。でも、相場をやる以上は、それは避けて通れない道です。
相場は恐怖との戦い
その恐怖とはお金を失う恐怖との戦いです。それが、実践できないデモトレードに何の意味があるとも思えません。