2000年以降目覚ましい発展を遂げる、ブラジル、ロシア、中国、インド、の総称です。
頭文字を並べると「BRIC」ブリックになります。
これは、2001年11月のゴールドマンサックスの投資家向けレポートによって名づけられたものです。レポートの執筆はゴールドマンサックスのジム・オニールになります。
その後、南アフリカも加え「BRICs」になりました。
もともとは、ゴールドマンサックスのレポートの言葉だけでしたが、2009年6月にBRICsの首脳会議が開かれ、2011年にBRICs首脳会議として発足しています。現在では新興国の会議として、第五回まで開催されるほどになりました。
ジムオニールとは?
名付け親のジムオニールは元ゴールドマンサックスCEOになります。日本経済新聞がよく彼のインタビュー記事を掲載しているのでみてみるとよいと思います。
あまりにも切れ者すぎて彼の言葉の真意をうまく日本人記者が翻訳をできていないほどの切れ者と言われております。
ゴールドマンサックスは彼のレポートでもともと優秀な会社ですがさらに、箔付けを行っています。
彼は、現在MINTと呼ばれる新興国に投資するべきと主張をしています。これは、メキシコ、インドネシア、ナイジェリア、トルコのことをいいます。
新興国が高い成長性を維持するとき
BRICsという言葉が生まれた2000年前後に何が起こったかといえばアメリカの同時多発テロになります。
それによって「ITバブル」やドットコムバブルが崩壊しました。資本というのは、歴史を紐解くと先進国と、新興国、途上国を行ったり来たりします。先進国のバブルが崩壊すると景気が停滞し、金利が下がります。
そこで投資家は金利の高い新興国や、途上国に資本をシフトさせます。現在の状況は、新興国から先進国へアメリカの利上げを控えて移動をする時期になります。
つまり、新興国の発展はこれからは阻害される可能性が高いと考えられます。