読み込み中...ＡＩＩＢとはアジアインフラ設備投資銀行の略であり、2013年のＡＰＥC習近平が提唱したのが設立のきっかけになります。
設立の趣旨
ＡＩＩＢでは、アジアの賄いきれないインフラ投資を助けるために中国が参加を呼び掛けた国際銀行になります。
2013年のＡＰＥＣで中国が呼びかけ、2014年10月に北京に21各国が集まり覚書を交わして大体の設立趣旨が決まりました。
現在、57カ国が参加を表明しており、日本やアメリカは不参加を表明しています。https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/c5/AIIBMap.svgwikipediaより
ＡＩＩＢの問題点
日本はその設立に関してその融資や財政に問題点があるとして参加を見送りました。
その背景にはアメリカの不参加表明があり、また日本とアメリカが最大の出資機関であるＩＭＦのアジア開発銀行、ＡＤＢがその役割を果たしているということになります。
しかしこの報道によって中国設立のＡＩＩBに参加するか、否かにマスメディアで大論争が起こったのは記憶にはまだ新しいことになると思います。
最近での中国経済の不振というのは報道でも明らかな通り、日本政府の指摘するその資金の融資や財政に関して中国政府の内政干渉なしには語れないものがあると思います。
また、中国は大量に円借款をしており、新興国からの脱皮ということから先進国からの経済援助を次々に打ち切られており、中国共産党政府単体ではインフラ投資の予算が賄いきれない事情を勘案すると中国の意図というのが透けて見えてくると思います。
つまり、西側諸国の思惑では、出資したお金にたいしてそれが公平にその予算が行き渡るかどうか懐疑的な見方が広まってきており、欧州各国で参加表明した国々では参加したことに後悔をする国も出てきているのが実情になります。
