ボブ・ブルマン著『FXスキャルピング』と『5分足スキャルピング』のブレイクアウト戦略を元に、1時間足の標準偏差ボラティティー(Standard Deviation)とADXでフィルターをかけ、その上で実際のエントリーには1分足でのブレイクアウトを用いて7~8pips程度を狙うという戦略です。
プライスアクション FX手法概要
手法名 | 1分足プライスアクションFX手法 | ||
---|---|---|---|
開発者 | shinemonさん | ||
勝てる? | 勝てない | ||
取引スタイル | スキャルピング | ||
時間足 | 1分足、5分足、1時間足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、ポンド円、ユーロ米ドル | ||
分析手法 | ローソク足、ボリンジャーバンド、ADX | ||
その他選択項目 | 順張り | ||
取引市場 | オセアニア市場、東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 10分 |
FX業者 | --OANDA JAPAN | 月間取引頻度 | 100回 |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行 |
勝率 | 60% | 損益レシオ | R-1.5 |
平均利益 | +5pips | 平均損失 | -5pips |
エントリー方法
●エントリー条件(5分足)
前提として、5分足でレンジをブレイクしそうな箇所を見つけます。
かなり裁量の余地があると思いますが、5分足でパターンラインがブレイクしそうなところをパッ見で判断する感じです。
(ボブ・ブルマンの『FXスキャルピング』『5分足スキャルピング』は計12の手法が載っているのですが、結局のところ共通するのがブレイクアウト戦略です。)条件① 1時間足の標準偏差ボラティリティ(Standard Deviation)が上向き
条件② 1時間足のADXが上向き且つ20~60の間条件③(絶対条件ではない) 5分足ボリンジャーバンド(パラメーターは21本に設定)が収束している状態から広がっていく課程で、買いなら1σ~2σ、売りなら-1σ~-2σの間にあること。
●仕掛け(1分足)
過去5本分の1分足で最も高い(売りなら最も低い)足をシグナル足として、それをブレイクしたら成行でエントリー(複数の同時線が高値(売りなら安値)で揃えば、勝率の高いシグナル足となる)
損切りと利益確定方法
①10pips/10pipsのoco注文を出しておく。
②シグナル足が逆行ブレイクされたら成行でカット。
FXチャートのプライスアクションのシステム化は難易度が高い
ボブ・ブルマン流のブレイクアウト戦略に、レンジ相場でのダマシ回避のフィルターをかけると極端にエントリー回数が減ってしまうので、1分足のブレイクアウトをエントリー条件にしてみましたが、結果は芳しくありませんでした。
ただ目標値を5pips以下にすれば勝率はかなり上がると思います。
また、ボブ・ブルマン流のブライスアクション本にある「ビルドアップ」という裁量余地の大きい概念をボリンジャーバンドの収束で代用するアイデアもあまり効果はなく、やはりプライスアクショントレードを定量化、システム化するのはかなり難易度が高いというのが結論です。