FXでは、その7割が方向感の無い「レンジ相場」と言われています。という記事を読み、なんとかレンジ相場で利益を上げるトレードができないかと考えたFX手法です。
それまで実際にトレンドだけを狙ったFXトレードが、思うように成果を挙げられていなかったのもあります。
簡単に概略をご説明しますと、ボリンジャーバンドを利用して、上下の2σラインからの戻りを狙ったFXトレードです。
ADXを併用してトレンドが出ていないことを確認します。通貨ペアはドル円、ユーロドルが比較的成績が良かったです。
他にはユーロ円、豪ドルなどでも運用してみましたが、上記ほどの成績はでませんでした。
結論から言いますと、ちょっとしか勝てず、なによりつまらないので最近は運用していません。(もろもろの理由などはあとがきで。)
レンジFX手法概要
手法名 | レンジ狙いFXトレード | ||
---|---|---|---|
開発者 | bsさん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード | ||
時間足 | 5分足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ米ドル | ||
分析手法 | ボリンジャーバンド、ADX | ||
その他選択項目 | |||
取引市場 | オセアニア市場、東京市場、欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 30分 |
FX業者 | OANDA JAPAN | 月間取引頻度 | 20回 |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行 |
勝率 | 70% | 損益レシオ | R-1 |
平均利益 | +7pips | 平均損失 | -14pips |
エントリー方法
利用するテクニカル指標は以下です。
・5分足チャート・ボリンジャーバンド(期間:20、偏差:2)
・ADX(期間:14)売り/買い共通条件:ADXが20以下であること。
買いの場合:ボリンジャーバンドの下側のライン(-2σ)を終値で下抜けた後、再び上抜けたらエントリー。
売りの場合:ボリンジャーバンドの上側のライン(-2σ)を終値で上抜けた後、再び下抜けたらエントリー。(買いと逆です)
その他条件:米雇用統計など、大きくレートが動くと予想されるイベント期間中は運用は避ける。(画像は買いエントリーに絞ったものです)
損切りと利益確定方法
損切り、利益確定ともにボリンジャーバンドの真ん中のラインに到達したらクローズです。非常にシンプルです。
トレンドがついてしまい戻ってこなそうな場合は閉じてしまっても良いですね。
何pipsで損切りと決めるのも良さそうに思えるのですが、私が試した場合、かなり大きめにとらないと直ぐタッチしてしまったり、大きく離れてまた戻ってきた場合などは逆に損が大きくなる場合もあります。
FXのレンジ狙いは楽しくない・・
レンジ相場でも勝てるFX手法が欲しいと思い、このFX手法の考案に至りました。いざ運用を開始してみると勝率は高いのですが利益がとても小さく、「コツコツ勝ってドカンと負ける」トレードです。
トレンドが出ると負けるトレードですので、要人の発言などで動くとハラハラしますし、トレンドが出ても嬉しくありません。かつ雇用統計などの重要イベントも徹底して避ける必要があります。トレンド狙いのFX手法に比べると、何と言いますか「楽しくない」です。
トレンド狙いですと勝率は低いのですが、大きい動きが利益につながりますので日々のイベントやニュースが楽しみでした。
FX相場の熱い動きに沿って利益が出ますので、勝った時の喜びは大きかったです。FX相場に方向感が無いときに、コツコツとトレードしトレンドに怯えなが行うトレードです。
運用成績もちょっとしか勝てず、一度ドカンと負けてしまった時から冷めてしまい運用を行っていません。今思えば、損切りのしかたや、他のテクニカル指標をうまく組み合わせれば、もう少し改善できたかもしれません。
最終的にはちょい勝ちで負けてはいないFX手法でしたので、また気持ちが乗れば改善を試していこうかなと思います。