ジグザグというテクニカル指標を用いたFX手法です。
MT4とかだと標準で(ZigZag)入っているテクニカル指標ですが、利用するツールによっては無かったりしますね。
ダウ理論とかビル・ウィリアムスのトレードの本を参考に思いついた手法です。
簡単にご説明しますと、MACDでトレンドを見て、ジグザグのトンガリをブレイクしたところで仕掛けます。結論から申し上げますと、トレード戦績は微妙です。
FX手法概要
手法名 | ZigZagブレイクFX | ||
---|---|---|---|
開発者 | 豚骨じぇんとるめんさん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード、スイングトレード | ||
時間足 | 5分足、4時間足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、ユーロ米ドル | ||
分析手法 | MACD、ZigZag | ||
その他選択項目 | |||
取引市場 | 欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 1時間程度 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 50回 | |
エントリー注文 | 逆指値 | 決済注文 | 指値、逆指値 |
勝率 | 60% | 損益レシオ | R-1 |
平均利益 | +250pips | 平均損失 | -260pips |
エントリー方法
MT4での設定値は以下を利用していました。初期値のまま未変更です。
【利用するチャート・テクニカル指標】
チャート足:5分足
テクニカル:
・ZigZag(Depth:12、Devitation:5、Backstep:3)
・MACD(4時間足でのFastEMA:12、SlowEMA:26、MacdSMA:9)
(添付画像では5分足での4時間足相当になるよう調整しています)
エントリーする条件は以下になります。逆指値にて設定しておきます。
画像は買いトレードの例です、
1回目は勝った例で、2回目は負けた例です。
【買いの場合】
・前述したMACDのメインが0より大きく、上昇トレンドが出ている。
・直近のジグザグの上向きのトンガリ「画像の(1)」を上にブレイクしたら買いエントリー。
【売りの場合】(買いの逆です)
・前述したMACDのメインが0より小さく、下降トレンドが出ている。
・直近のジグザグの下向きのトンガリを下にブレイクしたら買いエントリー。
エントリーポイントは、(1)のブレイクでなく(2)のトンガリができた時点で仕掛ける方法もあります。
(ビルウィリアムスの本で紹介されている方法はそうだったと思います)
試してみましたが、ブレイクに比べると損は小さくなりますが、あまり良い戦績がでませんでした。
損切りと利益確定方法
【損切り】
エントリー時点で損切りは逆指値で設定しておきます。
・買いの場合、直近のジグザグの下のトンガリの頂点「画像の(2)」で損切りです。
・売りの場合、直近のジグザグの上のトンガリの頂点で損切りです。(買いと逆)
【利益確定】
エントリー時点で利益確定は指値で設定しておきます。
・買いの場合、直近の上向きのトンガリ「画像の(1)」から、直近の下向きのトンガリ「画像の(2)」の値幅が利益確定の値幅です。
式:
直近の上向きのトンガリ「画像の(1)」 + (直近の上向きのトンガリ「画像の(1)」 - 直近の下向きのトンガリ「画像の(2)」)
・売りの場合、直近の下向きのトンガリから、直近の上向きのトンガリの値幅が利益確定の値幅です。 (買いと逆です)
レンジ相場を避けることがポイント
戦績は、負けてはいませんが微妙といった感じです。レンジ相場になるとコツコツ負けが積みあがっていきます、
勝率が下がってくると危ないサインですね。レンジの多いFXでは向いてないのかもしれません。
パラメータやチャート足を変えたり、利益確定の幅を調整する(フィボナッチ・エクスパンションとか)ことで戦績が良くなるかもしれませんが、まだ試行錯誤中です。
トレンドの出ずらい時間帯を避けるなども効果的かもしれません。NY市場や欧州市場時間の方が有利な結果が出ていたと思います。