FXトレードはできる限りシンプルに考えた方がよいです。トレンドの判別、エントリーのタイミング、決済のタイミング、損切りラインの設定など、曖昧さが残るトレードルールでは、ポジションを持ったときに、迷ってしまい、感情が入ってしまう余地を残してしまいます。
チャート上が多種多様なインジケーターでぐちゃぐちゃになってしまい、その都度自分都合の解釈でエントリーしてしまう方には、この方法がとても役に立ちます。
なぜなら一目均衡表の「雲」だけを表示させて、それだけで、トレンド判別、エントリーのタイミング、決済のタイミングがわかりますので、ポジション保有中に迷うこともありませんし、損切りの設定も簡単にわかります。
雲だけFX手法概要
手法名 | 雲だけFX手法 | ||
---|---|---|---|
開発者 | まっさん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | デイトレード、スイングトレード | ||
時間足 | 5分足、1時間足 | ||
通貨ペア | ユーロ円 | ||
分析手法 | 一目均衡表 | ||
その他選択項目 | 順張り | ||
取引市場 | 東京市場、欧州市場 | ポジション保有時間 | 2時間 |
FX業者 | 月間取引頻度 | 10回 | |
エントリー注文 | 成行 | 決済注文 | 成行 |
勝率 | 30% | 損益レシオ | R-3 |
平均利益 | +30pips | 平均損失 | -10pips |
トレンドが出やすい通貨ペアを選択
まず、チャートの設定方法です。「ユーロ円」チャートで表示させています。私はユーロ円がメインなので、それ以外の通貨でも可能かもしれませんが、検証できていませんので、各自の判断で通貨ペアを選択してください。
基本的にはトレンドのFX手法なので、トレンドが出やすい「ユーロ円」「ポンド円」「ユーロドル」がおススメです。
MT4の5分チャートに一目均衡表の雲だけを表示させます。パラメーターは標準です。
名前を5分の雲とします。「転換線9」・「基準線26」・「先行線52」 雲だけ表示させたいので、先行線と遅行線は色を消します。
わかりやすいように、陽転の雲が「青」、陰転の雲が「赤」に設定します。さらに、もうひとつ雲を追加します。1時間の雲です。
パラメーターは標準です。「転換線108」・「基準線312」・「先行線624」となります。
5分足チャート上に、1時間足の雲を表示させているためそれぞれを12倍しています。
「転換線 9×12=108」・「基準線 26×12=312」・「先行線 52×12=624」ということになります。
この1時間の雲の色をそれぞれ陽転の雲「水色」、陰転の雲「ピンク」としています。これで設定は終わりです。
エントリー及び決済方法
まず、「買い」でエントリーする場合です。
ローソク足の下方面に、1時間の雲が「水色」の状態、アップトレンドと判定します。
5分雲が「赤色」で、雲の厚さが薄くなった確定足で「買い」エントリーします。
「売り」のエントリーは、逆です。ローソク足の上方面に、1時間の雲が「ピンク」の状態、ダウントレンドと判定します。
5分雲が「青色」で、雲の厚さが薄くなった確定足で「売り」エントリーします。
損切りの設定は、確定足でエントリーした際の、雲のラインです。決済は、5分の雲にローソク足がタッチしたら成り行きで決済します。
※取引イメージ
大きなトレンド時に有効なFX手法
大きなトレンドが発生しているときには、何度も押し目や戻りを捕まえることができるトレンド系のFX手法になります。
ただし、どのトレンドFX手法にもありがちですが、レンジ相場の場合は、利益を吐き出します。よって、大きなトレンドが発生した場合だけエントリするというフィルターを設定してエントリールールとする工夫なども可能です。