横横なレンジ相場って、なんだか嫌ですよね。トレンド相場より、押し目やサポレジがギザギザして解りにくい。高値安値をポイントにすると、stopが離れ、リスクリワード比率が悪くなる。値幅も小さくしか取れない、そんな印象です。
でも、指標前等「今は動けない時期だよね」というように、レンジトレンド(横横)が起こる期間って、起こりそうな時期や終りそうな日付が、上昇下降相場に比べて、解りやすかったりします。
なにより、PFは小さいが勝率が高い、回数打てる。抜けるまではOK。なのもレンジ相場です。上手にこなして行きましょう。
FX手法概要
手法名 | Uターン足でレンジFX相場の攻略 | ||
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開発者 | 皆川美菜子さん | ||
勝てる? | 勝てる | ||
取引スタイル | スイングトレード | ||
時間足 | 4時間足、日足 | ||
通貨ペア | 米ドル円、ユーロ円、豪ドル円、ユーロ米ドル、豪ドル米ドル | ||
分析手法 | ローソク足、RCI、移動平均線、ボリンジャーバンド | ||
その他選択項目 | 逆張り、順張り | ||
取引市場 | 欧州市場、NY市場 | ポジション保有時間 | 3~7日程度 |
FX業者 | - | 月間取引頻度 | 5回 |
エントリー注文 | 成行-指値-逆指値 | 決済注文 | 成行、指値、逆指値 |
勝率 | 60% | 損益レシオ | R-1 |
平均利益 | 50pips~100pips | 平均損失 | -30pips~-80pips |
Uターン足を狙ってエントリー
エントリー方法は、今回具体的に語りませんが、私の「レンジ相場に強い 日足6本ブレイクからのエントリー」をお勧めします。(4時間足も可です。)
ほか、RCIやストキャスの上下、ボリンジャー逆張り等もOKだと思います。いづれのFX手法でも、「下げ(上げ)止まりそう」というのを確認してからエントリーしましょう。下げ(上げ)止まりそうな感じのプライスアクションを私は「Uターン足」と名付けました。
Uターン足の特徴は、
<1>ロウソク実体の始値・終値が二本綺麗に並ぶ形。(揃い足)
<2>下ヒゲ上ヒゲが長い形
<3>コマ、十字、トンカチなどと呼ばれる、小さなロウソクを左右の長いロウソクがサンドする形(こまサンド)
<4>実った稲の穂のように、先がダレて来てロウソクが潰れてきている形。(稲穂ダレ)
これらを総称してUターン足です。
エントリーは、Uターン足を確認してから入りましょう。RCIやストキャス短期の上下、ボリンジャーバンドの±2σ等を合わせて使うとより精度が高まるでしょう。
横横レンジの場合、値幅が小さ目になりやすく、終値で下げ(上げ)止まりを確認してからエントリーだと、タイミングを逃しがちです。そんな時に早めにエントリーできるのがUターン足です。
損切りと利益確定方法
レンジは抜けると走るので、エントリーと共にstopを入れるのは必須条件です。
でないと、コツコツ積み上げた利益をブレイクと共に吐き出す結果になりかねません。
利益確定は、横横レンジの場合レンジ幅がだんだん収束してくるのでポイントがわかりづらいのですが、前回ダウ高安の61.8%(フィボナッチ)や、ボリンジャー±2σ、RCI・RSI短期の上下、トレンドラインのサポレジ等をターゲットにすると面白いでしょう。
トレンド相場でも有効なUターン足
添付図は、ドル円4時間足です。丸印のあたりにUターン足が出ています。
今回紹介したUターン足は、トレンド相場でも有効です。長い上ヒゲ下ヒゲ、こまサンド、揃い足、稲穂ダレを見たら、一旦の天底になりやすいので、そこが利益確定、押し目買い(戻り売り)のチャンスになりやすいです。
なお、Uターン足、こまサンド、稲穂ダレは、私の造語なので、人前で使うと馬鹿にされるかもしれません。あしらかず。
(正確な名称を知っている人は、コメントで教えてください)